日本全国冒険紀行

日本全国津々浦々の冒険記。失われつつある追憶の風景・入りにくいけどイイ店・ワンダフルな建築物から知られざるディープスポットまで...全国の面白いものを独自の視点で紹介!!

クラス感漂う名門リゾートホテル 「川奈ホテル 前編」

静岡県

さて、久しぶりにクラシックホテルシリーズ。
今回は、静岡県伊東市川奈にあるリゾートホテル「川奈ホテル」。

川奈ホテル01
大倉財閥の別荘として建設され、まずゴルフ場が開業、1936年(昭和11年)にホテルが完成した。
広大な敷地を有し、本格ゴルフコースを併設する稀有なクラシックホテル。

川奈ホテル02
設計は大正・昭和期に活躍した建築家・高橋貞太郎。「前田侯爵邸」など豪華な邸宅建築のほか、「学士会館」や「上高地ホテル」などでも知られる。
外観は白い壁面にスペイン瓦を使って、南国調の雰囲気。

川奈ホテル03
車寄せの柱にはスクラッチタイルに、貴族調のランプ。

川奈ホテル04
こちらが当ホテルのロゴマーク。
名門ゴルフコースを所有するだけあって、ゴルフクラブがデザインされている。

川奈ホテル05
シンプルな中に風格漂う玄関。

川奈ホテル06
リゾート風な外観に対し、内装はシックな邸宅風。
少し暗いが、これも演出である。

川奈ホテル07
暖炉のあるメインロビーは高級な素材を惜しげもなく使い、貴族の邸宅の応接間のような佇まい。
内観のモダンの粋を集めたような空間だ。

川奈ホテル08
創業当時から使われている大きな暖炉。
大理石のマントルピースの上には川奈ホテルのエンブレム。

川奈ホテル09
暖炉は今も現役。
大理石は国会議事堂を手がけた職人によるものだそう。

川奈ホテル10
ここに流れているのは、優雅な昭和の時間。
贅を尽くした空間は、時を経ても色褪せていない。
続き→

シャレ者どもが夢の跡 「岐阜繊維問屋街 Ⅲ」

岐阜県

に続き、東海地方のディープタウン「岐阜繊維問屋街」の冒険。

岐阜繊維問屋街21
上から見た繊維問屋街。
高層ビルやホテルに囲まれて、問屋街のエリアだけ時代が浮いているのが分かる。

岐阜繊維問屋街22
お、4丁目までかと思ったら5丁目の通りを発見。

岐阜繊維問屋街23
しかしここは通行止めに。
崩落の危険でもあるのだろうか。

岐阜繊維問屋街24
そして圧巻の建物を発見。
「問屋町中央ビル」というこちら、今まで見たアーケード問屋街の建物裏側にあたる。問屋街は主に背中合わせに建っているので、裏側が剥き出しになっているのはここだけかもしれない。

岐阜繊維問屋街25

岐阜繊維問屋街26
間の通り道を入ると、中からアーケードエリアに繋がる。

岐阜繊維問屋街27
一見、いくつものビルが並んでいるようだが、実は一つのビル。
裏側から見るその姿は、まるで古い砦のようだ。

岐阜繊維問屋街28
通用口の上にあるこれは一体なんだろう。

岐阜繊維問屋街29
繊維問屋街ならではの物なのだろうか。
ちょっとよく見えない。

岐阜繊維問屋街30
上の方はどうやら住居のようだ。
今も尚、生活している様子がある。

何ともディープで、隔世的で、そして儚げな「岐阜繊維問屋街」。
ここが夢の跡になってしまうのは、おそらくそう遠くは無い。

シャレ者どもが夢の跡 「岐阜繊維問屋街 Ⅱ」

岐阜県

前回に引き続き、「岐阜繊維問屋街」の冒険。

岐阜繊維問屋街11
長らく規模の大きな繊維問屋街が町を支えて来たが、近年は安い輸入品の台頭や、名古屋や東京への流通の集中などで衰退し、再開発に迫られてきている。

岐阜繊維問屋街12

岐阜繊維問屋街13
問屋街は、駅側から4丁目、3丁目、2丁目、そして1丁目とエリア分けされている。
そしてさらに通りごとに名前が付けられていたり。一つの街を形成している。

岐阜繊維問屋街14
1丁目から先は、通常のビジネス街の様相。
かつてはもっと広範囲だったが、現在はここまでとなった。

岐阜繊維問屋街15
まずは端から端までを歩いてみたので、続いて細かな萌えポイントを捜し歩いてみる。

岐阜繊維問屋街16
2丁目エリアのアーケード入り口。

岐阜繊維問屋街17
「レインボー通り」と書かれた入り口は、フォントもベリーナイス。
もしやカラーリングまでレインボーだったのか。錆の下に微妙なカラー違いが垣間見える。

岐阜繊維問屋街18
続いて3丁目入り口を入る。

岐阜繊維問屋街19
天井を見上げると、これまた魅力的な世界が。

岐阜繊維問屋街20
ポツポツ喫茶店があるが、どれも営業はしていない様子。
それにしてもオシャレフォントのレベルが高いな。さすがかつてのファッションタウン。

続き→

シャレ者どもが夢の跡 「岐阜繊維問屋街 Ⅰ」

岐阜県

前回の「岐阜駅周辺」の北口編で紹介したが、繊維街は街にまだまだ残っている。
今回は、東海地方のディープタウン「岐阜繊維問屋街」の冒険。

岐阜繊維問屋街01
かつては広大な敷地を誇ったという問屋街。今でも街のあちこちで繊維問屋が見られるが、中でも固まって残っている一角がある。

岐阜繊維問屋街02
岐阜駅方面から、気になる入口が口を開けている。

岐阜繊維問屋街03
大きく“中問屋町”と書かれた、アーケード付きの入り口。

岐阜繊維問屋街04
こちらが岐阜「繊維問屋街」。
戦争で焼け野原となった国鉄岐阜駅前(現・JR岐阜駅)に、北満州からの引き揚げた人々が中心となってバラック小屋を作り、古着や軍服などの衣料を集めて売り始めたそうで。
やがて一帯はハルピン街と呼ばれるようになり、岐阜問屋街の始まりとなった。

岐阜繊維問屋街05

岐阜繊維問屋街06
現役の店舗もたくさんあるのだが、やはりシャッターが目立つ。

岐阜繊維問屋街07
岐阜のターミナル駅の駅前にも関わらず、大規模に闇市的な街並みが残っているとは驚きだ。

岐阜繊維問屋街08
しかし、このエリアは“都市再生緊急整備地域”に指定され現在再開発が進んでいる。
こんな濃密な雰囲気が味わえなくなるのは寂しいが、それならせめてその姿、しっかり目に焼き付けておこうではないか。

岐阜繊維問屋街09
エリアの入り口あたりの好立地の店舗も、自転車置き場と成り果てていた。

岐阜繊維問屋街10
ファッションタウンの名も、この姿を見ると隔世の感を禁じ得ない。

続き→

繊維問屋街が支えた街 「岐阜駅周辺 南口側」

岐阜県

前回の北口側に続き、岐阜駅周辺の冒険。
岐阜駅周辺04
老朽化した「繊維問屋街」が広がる北口側だったが、

岐阜駅周辺11
駅南口側に広がっていたのは、古ぼけた風俗街だった。

岐阜駅周辺12
しかもちょっと渋めの印象で、風俗街特有のギラギラした感じがない。

岐阜駅周辺14
渋いなぁ。「バースディ」のフォントといい、カラーリングといい。
建物もなぜか和テイスト。こちらは遊郭みたいなコンセプトなんだろうか。

岐阜駅周辺15
かと思えば、安っぽいヨーロッパテイストも。

岐阜駅周辺16
よく見ると、コンセプトは店によってバラバラ。
共通しているのは、建物の老朽化している点か。

岐阜駅周辺17
細い路地も怪しさいっぱい。

岐阜駅周辺18
風俗街を抜けると、レトロがそこかしこに残る街並。
こちらは看板こそ新しくなってるものの、昭和の香り。

岐阜駅周辺19
こちらは随分古そうな建物。
こう見えて「サカエパン」という地元で人気のパン屋です。

さて次回より、岐阜の一番の見どころ。
繊維問屋街」の冒険。

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