日本全国冒険紀行

日本全国津々浦々の冒険記。失われつつある追憶の風景・入りにくいけどイイ店・ワンダフルな建築物から知られざるディープスポットまで...全国の面白いものを独自の視点で紹介!!

迷い込んだ珈琲魔境 「コーヒーの大学院 ルミエール・ド・パリ」

神奈川県 > 横浜市

横浜スタジアムのある横浜公園の目の前、これまた濃い純喫茶がある。
以前の「関内駅周辺」では日曜で定休日だった、あのメチャ気になる喫茶店だ。

コーヒーの大学院01
よほどのコーヒー好きが造ったであろうこちら「コーヒーの大学院 ルミエール・ド・パリ」。
1974年にオープン。店名からも並々ならぬ拘りを感じる。

コーヒーの大学院02

コーヒーの大学院03
外観だけでも、古き良き昭和が濃密すぎるほど濃密に漂っている。

コーヒーの大学院04
ここでは通常席の他、奥に追加料金を払って入る「特別室」なるものが。
コーヒーをより深く味わうためのVIPルームとも言うべき席。ここは我々冒険隊、もちろんその特別室へ潜入。
「オーキット 特別室」と書かれたエリア。

コーヒーの大学院05
通常の席の雰囲気も十分濃い喫茶店なのだが、この先の特別室はさらに強烈!
昭和的ゴージャス感。ゴテゴテしたやり過ぎな感じが何とも。

コーヒーの大学院06

コーヒーの大学院07
個人的には、純喫茶には独特の世界観、また異空間っぷりを求めるところが大きい。

コーヒーの大学院08
コーヒーは拘るだけあって、やっぱりおいしい。

コーヒーの大学院09
伝票裏にも拘りワードが書かれている。

コーヒーの大学院10
好きか嫌いかは別にして、純喫茶にはやはり強烈な個性を感じると興奮するわけで。
その意味では、こちらの店...
久々出ました!満点!!!

横浜の産業遺産船渠 「ドックヤードガーデン」

神奈川県 > 横浜市

複合施設「横浜ランドマークタワー」内にある「ドックヤードガーデン」。
注)「ドッグ(犬)」じゃないですよ。船のドックね。

ドックヤードガーデン1
ここは造船所の移転跡地を埋め立てで拡張したもので、横浜ランドマークタワーは造船所跡地に建設された。
元々は1896年に竣工した横浜船渠(せんきょ)という会社の第2号ドック。ドックとは、海水ごと船を引き込み排水してから船体の点検・修理をする施設。

ドックヤードガーデン2
かつての船の入り口側には「NO.2 DOCK」と書かれている。
国から「旧横浜船渠株式会社第二号船渠」の名称で重要文化財の指定を受けている。

ドックヤードガーデン3
近くで見ると石造りの要塞といった感じで、迫力がある。

ドックヤードガーデン4
大きさは全長約107m、全幅(上端)約29m、深さ約10m。
さすが船の施設はスケールがデカい。

ドックヤードガーデン5
重要な軍事施設にも関わらず、第二次大戦時に爆撃されなかった。それは米軍が終戦後に利用価値があると判断し、あえて爆弾を落とさなかったのだという。
実際、終戦後はこのドックで引き揚げ船を超ハイペースで修理・改造していたそうだ。

ドックヤードガーデン6
ちなみに横浜船渠の第1号ドックは、「日本丸メモリアルパーク」として保存活用されている。

ドックヤードガーデン7
こちらも「NO.1 DOCK」と書かれていて、「旧横浜船渠株式会社第一号船渠」の名称で国の重要文化財に指定されている。

廃墟からの復活大成功 「横浜赤レンガ倉庫」

神奈川県 > 横浜市

横浜赤レンガ倉庫01
今や横浜を代表する観光スポットになった「横浜赤レンガ倉庫」。
あまりにメジャーな観光地になっているため、そういえば当ブログでは取り上げていなかった。
しかしせっかくいい建物だし、冒険紀行らしく斜に構えて、今回マニアックな視点で紹介。

横浜赤レンガ倉庫02
横浜港にある歴史的建築物で、明治政府によって保税倉庫として建設された建造物。
2号館は1911年(明治44年)、1号館は1913年(大正2年)に竣工。

横浜赤レンガ倉庫03
2002年(平成14年)赤レンガ倉庫を中心とした付近一帯が「横浜赤レンガパーク」としてオープン。
現在は商業施設として40を超える店舗が入居。

今でこそ味わい深いレンガ建築が観光地としてマッチしているが、保税倉庫としての役割を終えた1989年(平成元年)から、しばらく放置され廃墟として落書きなども横行し荒れ放題となっていた。
そういえば80年代の大ヒットテレビドラマ「あぶない刑事」のエンディングでロケ地として使用され、注目された事もあった。

横浜赤レンガ倉庫04
さて、今まで混雑であまり見てこなかった我々が、記事を書くにあたり建物を隅々まで見てみると初めて発見したものがある。
こちらのエレベータの遺構である。

横浜赤レンガ倉庫05
1号倉庫には3基、2号倉庫には2基のエレベーターが設置されていて、当時の最新鋭の機械が使用されていたそう。

横浜赤レンガ倉庫06
関東大震災で1号倉庫は半壊し、修復後建物は現在の姿になったが、このエレベーターは本来両側からの乗り入れだった物が一方からの乗り入れに改造された。

横浜赤レンガ倉庫07
ブーリー(滑車)、リベット(螺子)、ワイヤー等。
内部のメカニカルな部分も多く残されていて、メカ好きには何とも萌えるポイントである。

歩けば楽しい港町 「関内駅周辺」

神奈川県 > 横浜市

横浜スタジアムが目の前にある「関内駅」は、駅の東側と西側で全然違う雰囲気を漂わせる。
西側には伊勢崎町から長者町、「桜木町駅」方面の野毛町等、一度では紹介しきれないディープな街。
そこで今回は関内駅の東側にスポットを当て、横浜らしい港町の雰囲気を漂わせるエリアを紹介。

関内駅周辺01
横浜公園の目の前にある、怪しすぎる雰囲気の純喫茶「コーヒーの大学院 ルミエール・ド・パリ」。
実はこの日のメインと予定していたが、日曜は休みだったのね。また次の機会に。

関内駅周辺02
こちらは1929年に建てられた「旧第一銀行横浜支店」。列柱を並べた半円形のバルコニーが特徴の古代ローマ建築様式・トスカーナ式オーダーの建物。
現在は「ヨコハマ創造都市センター」として再活用されている。

関内駅周辺03
内部は現在オシャレカフェになっている。
贅沢な吹き抜けが旧銀行らしい。

関内駅周辺04
こちらも、いかにも銀行建築という佇まいの「東京芸術大学大学院 映像研究科」
やはりもともとは富士銀行の前身・安田銀行横浜支店の建物で、1929年(昭和4年)竣工。

関内駅周辺05
街中にもオシャレな感じが随所で漂う。
異国の香りが似合うのも横浜らしさ。

関内駅周辺06
界隈は「北仲通地区」と呼ばれる再開発エリア。
歯抜けのように更地になっている中に、「旧帝蚕倉庫事務所」が残っている。
1928年(昭和3年)に建てられた、縦のレンガ柱が特徴的な建物。

関内駅周辺07
現在、駐車場になっているその向こうに残る「旧帝蚕倉庫」。

関内駅周辺08
こちらもかつて活躍していた頃の生々しさが残っているが、再開発時には解体後に復元する予定とのこと。

横浜第二合同庁舎2
蚕といえば「横浜第二合同庁舎」こと旧横浜生糸検査所もこのエリアだ。
生糸がいかに重要な産業であったかを物語っている。

関内駅周辺09
最後にこちら「日本郵船歴史博物館」。
古典主義様式で、16本にわたる大オーダーのコリント式列柱が特徴。

関内駅周辺10
かつて「横浜郵船ビル」として1936年に竣工したビル。
2003年に博物館とするため大規模な改修を行った。残念ながら内部撮影は禁止だ。

ディープな街の古びた要塞 「長者町八丁目共同ビル」

神奈川県 > 横浜市

横浜市の長者町。ソープランドをはじめとする風俗店舗が点在し、大陸系や半島系の店舗が密集していたりと色々ヤバい雰囲気を漂わせる街である。

長者町八丁目共同ビル01
この街で長らく佇んでいる、物凄~く怪しげな建物。今回の冒険地、「長者町八丁目共同ビル」である。
古びた建物に補強なのか格子状の囲いが施され、要塞のようにも見える。

長者町八丁目共同ビル02
1階は比較的新しい飲食店が並び、間近を通っていると建物の存在感に気付かないかもしれない。
向こうの歩道から見れば、否が応でも気になってしまう建物なんだが。

長者町八丁目共同ビル03
この街を訪れるたびに気になっていたこのビル。
今回はお邪魔してみようと思う。

長者町八丁目共同ビル04
錆びきった郵便受け。
多くは読めない漢字が書かれている。

長者町八丁目共同ビル05
これは反対側の入り口にあった、同じく錆びついた電気系統機器。
機能しているのかどうかも分からないが、建物の外観ビジュアルとどこか共通する怪しさ。

長者町八丁目共同ビル06
入り口脇からは建物の反対側が覗けた。
川崎で見た「ウェアハウス」のリアル版とでもいうべき、「九龍城」さながらの雰囲気。

長者町八丁目共同ビル07
階段室は期待に違わずハードボイルドタッチ。

長者町八丁目共同ビル08
各階層の通路にもかなり年季が入っている。
道路側の壁にベニヤが貼ってあるなんて、かなり末期なんじゃないか。

長者町八丁目共同ビル09
外観で気になっていた、補強と思われる格子状の囲い。
コンクリートはだいぶヘタっていて、どれほどの強度があるのだろうか。

長者町八丁目共同ビル10
天井を見ると、何かの配線がブチブチっとぶった切られていた。

謎多き街に佇む要塞は、らしい怪しさを存分に放っていた。

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