日本全国冒険紀行

日本全国津々浦々の冒険記。失われつつある追憶の風景・入りにくいけどイイ店・ワンダフルな建築物から知られざるディープスポットまで...全国の面白いものを独自の視点で紹介!!

復活した川辺の豪華客船 「ダイビル本館」

大阪府

見事な近代建築が点在している中之島。しかし、中には残念ながら姿を消していった建築物もある。
今回紹介する「ダイビル本館(旧大阪ビルヂング本館)」も一旦は姿を消した近代建築の一つ。

竣工したのは1925年(大正14年)。第二次世界大戦中には金属類回収令によって合計5台のエレベーター等を逐次供出。敗戦した後は接収され女子将校宿舎・ホールの用に供されていた。
建物としての評価も高く、ネオロマネスク様式とされる特徴的な装飾や外壁の窓のプロポーションと配置は絶妙。2009年(平成21年)に解体工事が行われたが、日本建築学会が保存要望書を提出するなど、本当に惜しまれつつの解体であった。

ダイビル本館01
その「ダイビル本館」が同地に復活。超高層建物にはなったが、低層部外観は旧ビルの部材を再利用してそのまま復元。
ややセットバックした場所に超高層部を立ち上げている。

ダイビル本館02
角の見事なRに窓のプロポーションと配置。その優美さ絶妙さは豪華客船を思わせる。
区画がキレイな四角形ではなく広角に広がっているのでRがより強調されている。

ダイビル本館03
建物北側にはインドやインドシナを連想させる石造の装飾彫刻が施されている。
1枚目の写真を見ていただければ分かるが、装飾が北側に集中し他の部分は比較的簡素。これが濃密な装飾を巧みに強調している。

ダイビル本館04
特に正面玄関は圧巻。

ダイビル本館05
北側1階外部ならびに玄関ファサードを飾る播磨産竜山石(たつやまいし)製の装飾彫刻。
正面玄関のアーチ上には大国貞蔵作「鷲と少女の像」が鎮座している。

ダイビル本館06
他にも浮き彫り彫刻は濃密。様々な動植物や、

ダイビル本館07
さらに照明の上には謎の人面まで。

ダイビル本館08
玄関を入ると、2層吹き抜けになった華麗なエントランスも再現されている。

ダイビル本館09
当時のモダンな雰囲気を見事に再現してあり、美しい。

ダイビル本館10
超高層化が避けられない時代の流れの中で、ダイビルを名建築たらしめていた最も重要な部分は保存されたといっていい。
会社側は努力を尽したと建築ファンにも評価されている。
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