日本全国冒険紀行

日本全国津々浦々の冒険記。失われつつある追憶の風景・入りにくいけどイイ店・ワンダフルな建築物から知られざるディープスポットまで...全国の面白いものを独自の視点で紹介!!

ノアの箱舟・全国版 「明治村 Ⅲ」

愛知県

さて、に続いて明治村の特集。
これまで紹介したのは、まだ村の1丁目。この明治村がどれだけ広いかを実感する。

明治村21
今回最初に紹介するこちらは「三重県庁舎」。重要文化財。
間口が54mに及ぶ大きな建物で、玄関を軸に左右対称になっている。

明治村22
礎石、円柱の構成は古代ギリシャ・ローマの神殿に由来するもので、シンプルで県庁舎らしい威厳がある。

明治村23
大きな「三重県庁舎」に目が行きがちだが、個人的にオススメなのがこちら。
東京都品川区大井町にあった1889年(明治22年)築の「鉄道局新橋工場」。

明治村24
中には「昭憲皇太后御料車」と「明治天皇御料車」の2車輌が展示されている。

明治村25
エレガントでファンタスティックなこの車輌は残念ながら内部に入れないが、窓から豪華な内装を覗く事ができる。

明治村26
この工場の鋳鉄柱は明治22年製。
イギリスから輸入された柱を模して、鉄道局で作られた柱である。

明治村27
さてここからようやく2丁目。
2丁目の中央を走る目抜き通り「レンガ通り」を囲うように、学校や銀行などが並んでいる。

明治村28
その中から、2軒をピックアップ。
こちら「札幌電話交換局」は、1898年(明治31年)竣工。
特徴的な2階窓下の胴蛇腹。大きな円形の花紋が連続して刻まれ印象的。

明治村29
「東松家住宅」は名古屋の中心部堀川沿いにあった商家。
創建以来、再三の増改築を経ていて、間口が狭く奥行の深い典型的な町屋でありながら、レアな3階建の木造住宅。

明治村30
内部は1階左側に裏まで抜ける通り土間を通し、通り土間の上を3階までの吹き抜けにしている凄い構造である。

ちなみに「札幌電話交換局」と「東松家住宅」は国の重要文化財。
いやはや凄い野外博物館。まだまだ続いちゃいます。
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ノアの箱舟・全国版 「明治村 Ⅱ」

愛知県

明治時代の建造物等の歴史的資料が集められた見どころたっぷりの博物館「明治村」。
前回に続き、今回は丘の上にある美しい教会。

明治村11
坂を上ると、紅葉した木々の向こうに立派な造りの教会が見えてくる。
眩しい光を背に、まるで後光が射しているような神々しさを放っている。

明治村12
こちら「聖ヨハネ教会堂」。1907年(明治40年)に京都の河原町通りに建てられたプロテスタント一派の京都五條教会。
宣教師でもあるアメリカ人建築家ガーディナーの建築。重要文化財。

明治村13
正面左右に高い尖塔が特徴的。
屋根には地震への配慮か軽い金属板が葺かれている。

明治村14

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中世ヨーロッパのロマネスク様式を基調に、細部にゴシックのデザインを交えた外観。
構造自体がそのまま優れたデザインである。

明治村16
正面入口にはゴシック風の尖頭アーチが、美しいレンガ積で描かれている。

明治村17
こちらの教会、1階は日曜学校や幼稚園に使われていたそうで、会堂が2階にある。

明治村18
こちらが2階の会堂内部。
柱などの骨組を細く見せる事で、実際より広く感じさせる工夫がなされているそう。

明治村19
天井の骨組みには、構築的な美を感じる。

明治村20
2階には2つの大きな尖塔アーチの窓が開けられ、光をよく取り込むので室内が大変明るい。
まこと美しい教会である。

さて、まだまだ次回も明治村は続くぞ~。
続き→

ノアの箱舟・全国版 「明治村 Ⅰ」

愛知県

愛知県犬山市にある野外博物館「明治村」。明治時代の建造物等の歴史的資料が集められた見どころたっぷりの博物館。
昭和15年に鹿鳴館が取り壊された際、当時の新聞に「明治の愛惜」と題する分を寄せ明治建築の保存と活用を訴えた人物がいた。それが明治村初代館長・谷口吉郎氏。あの「帝国劇場」や「ホテルオークラ東京」の本館メインロビーの設計者としても有名な昭和期の建築家である。

明治村01
そんな志のもと多数の人々の支持を受け、戦後の高度成長期に再開発などで取り壊しの運命にあった貴重な建物を集め、保存展示する野外博物館「明治村」が創設された。
建物たちにとっては、まさにノアの箱舟といえる。

それでは、いざ明治の豪傑たちに会いにGO!

明治村02
まず入口から導かれるようにして出会ったこの建物。
こちら「三重県尋常師範学校」は、1888年(明治21年)に建てられた。

明治村03
特徴ある中央玄関部分は、玄関に4本の円柱を立ててアーケードにしていて、アーチには草花モチーフの縁飾りが施されている。

明治村04
そして、あら可愛らしい。...人じゃないよ、建物ね。
こちらは赤坂離宮正門両脇に、警護のため設けられていた「赤坂離宮正門哨舎」。
白い壁面に銅板葺の丸屋根の、女子ウケしそうなキュートさ。1908年(明治41年)築。

明治村05
いかにも豪傑なこちらの建物は、国の重要文化財の指定を受けている「西郷從道邸」。
明治10年代に東京上目黒に建てられたという。

明治村06
現在も目黒には「西郷山公園」があり、かつて西郷隆盛の実弟・西郷従道が兄隆盛の再起を願って購入した土地だった。結局は西南戦争により隆盛が他界したため、その地を従道自身が利用することにして、和風の本館とこの洋館を接客の場として設けた。
バルコニー周り等、凝った細かい装飾が目を見張る。

明治村07

明治村08
内装も洋風で統一され、接客の場ということで調度品も豪華。

明治村09
また、2階への廻り階段も評価が高い。
流れるような美しい曲線で、昇り降りも楽なよう考えられている。

明治村10
明治時代の建物は、その歴史も味わい深い。
染み込んだような時の息吹をじっくり味わいながら楽しみたい。

さて、次回は丘の上の、あの遥かなる教会へ。
続き→

名古屋のモダンなもなも 「名古屋駅周辺」

愛知県

さて、お待たせしました久しぶりに冒険遠征いってまいりました!今回は愛知県・名古屋を中心に冒険。
名古屋と言えば、かつては城下町であり、遊郭もあったし、闇市も広がっていたし、商業としても色んなものの発祥地だったりと見どころ満載。ディープスポットも捨てがたいが、今回は限られた時間での冒険だったので、「名古屋のレトロモダン建築」に的を絞って廻ってきた。

名古屋駅周辺1
ということで、プロローグとして大都市・名古屋市の代表駅である「名古屋駅」の周辺を軽く探索。
電車やバスの乗り換え客などで人通りが多く、商業施設も多い駅東側。写真の「JRセントラルタワーズ」をはじめ、超高層ビルが立ち並んでいる。

名古屋駅周辺2
横断歩道の「あと何秒」って表示、東京では見たこと無いぞ。

名古屋駅周辺3
「ヤマダ電機LABI名古屋」の前にあるのは、巨大マネキンの「ナナちゃん人形」。

名古屋駅周辺4
高さは6.1mにもなり、行き交う人が見上げて通る。
水着や浴衣、そして中日ドラゴンズのユニフォーム等、時期に合わせて様々な衣装を身に纏う。

名古屋駅周辺5
数ある超高層ビルの中でも一際目を引くのが「モード学園スパイラルタワーズ」。
2つのビルが捩れながら空に伸びてゆくような複雑な形状。

名古屋駅周辺6
見るからに高度な技術を駆使した、金のかかった建物。
新宿の「モード学園コクーンタワー」もそうだけど、モード学園って潤ってんだなぁ。

名古屋駅周辺7
このラッパのような形状のモニュメントは給気塔として使用されているそうだ。

さてさて、名古屋駅周辺は観光スポットを廻るだけのような記事になってしまったかも知れないが、前述の通りこれはあくまでプロローグ。この名古屋駅を拠点に時間の許す限りレトロモダン建築を廻ってきたので、乞うご期待!
次回は犬山市にある、あのモダン建築集合地へ!

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