日本全国冒険紀行

日本全国津々浦々の冒険記。失われつつある追憶の風景・入りにくいけどイイ店・ワンダフルな建築物から知られざるディープスポットまで...全国の面白いものを独自の視点で紹介!!

日本全国ローカル鉄道 「流鉄流山線 前編」

千葉県

日本全国版ならではの全国のローカル線を旅する新企画「日本全国ローカル鉄道」シリーズ、今回は第2弾、「流鉄流山線」。
知識・ウンチクなどはさほど無いので、鉄道素人ならではのヴィジュアルや雰囲気でグッとくるような記事を目指しまっせ。
それでは、乗車せよ!鉄チャーーーヌ!

流鉄流山線01
千葉県にある「馬橋駅」。以前「馬橋駅周辺」をお届けしたが、その際に気になっていた場所があった。
駅の西側に移動する際、窓から寂しげな駅のホームが見えたのだ。

流鉄流山線02
人々にはほとんど見向きもされないこの降り口こそ、今回お届けする「流鉄流山線」の入口である。

流鉄流山線03
流山市中心部とJR常磐線の馬橋駅を結ぶ「流鉄流山線」。
そもそも流鉄とは、大正2年に流山町(当時)を常磐線と連絡するべく町民が出資して設立した「流山軽便鉄道」をルーツとする鉄道会社。

流鉄流山線04
スタート地点となる流鉄・馬橋駅のホームは、木造の屋根が郷愁をそそる。

流鉄流山線06
そうそう、ここではSuica・PASMO・パスネットは利用できないため、切符を購入する必要がある。

流鉄流山線05
こりゃ逆にテンションあがりますなぁ。

流鉄流山線07
利用者が少ないと噂の流鉄流山線だが、思ったよりは本数があるようだ。

流鉄流山線08
ちなみに改札鋏(かいさつばさみ・所謂パチンパチンするやつ)は無い。ちょっと寂しい。

流鉄流山線09
それでは、後編にいよいよ流山線の旅に出発。

後編へ→
スポンサーサイト

一旦団地にトリップしましょ 「松戸市立博物館」

千葉県

松戸市立博物館01
松戸市にある「松戸市立博物館」。
一見普通のローカルな博物館っぽいが、ちょっと前から我々が気になっているものがあった。

松戸市立博物館02
それが目玉展示の一つである、常盤平団地の部屋再現である。

松戸市立博物館03
昭和30年代の常盤平団地2DKの部屋を原寸大で再現展示してあるのだ。
団地シリーズを始めた当ブログにおいては、黄金期の団地にトリップさせてくれるこんな施設を待っていた。まさにわが意を得たり!な展示なのである。

松戸市立博物館04
懐かしいバイクが展示されている。

松戸市立博物館05
モデルである常盤平団地は昭和35年に入居開始。その団地で暮らす、都心勤めのサラリーマン家庭の部屋というのがコンセプト。(ガラスに映るのはメンバーで、心霊写真ではないのであしからず)

松戸市立博物館06
白黒テレビ・冷蔵庫・洗濯機の「三種の神器」。
この部屋もしっかり揃えてある。

松戸市立博物館07
ダイニングキッチンで談笑の図。
流し台やテーブル・イスがやけに小さく感じる。

松戸市立博物館08
テレビ画面に映るCMも当時のものを使用し、高度成長期の生活スタイルを忠実に再現している。

松戸市立博物館09
箪笥とかベビーベッドなんかをおくと、やっぱり狭い感は否めない。

松戸市立博物館10
レトロな街並の再現は商業施設等でも近年増えてきている。
我々としてはあまり取り上げていないところだが、高度成長期の団地における生活スタイルの再現とはマニアックで良い。特にその頃の団地を廻り始めたんだから、これは冒険冥利に尽きるってモンでしょ。

トワイライト・ヘリテージ 「旧根岸競馬場」

神奈川県 > 横浜市

旧根岸競馬場11
以前にも紹介した「旧根岸競馬場」。その時は暑い夏の日。蔦が絡んだ美しい姿を見せてくれていた。(以前の記事はこちら→
今まで見てきた廃墟系の建物の中でも、強烈な印象を受けた好きな建物の一つなので、今回は再訪することにした。

横浜競馬場を前身とする「根岸森林公園」。
旧根岸競馬場12
こちらが公園内に残る一番大きな遺構「一等馬見所」の廃墟である。アメリカ人建築家J・H・モーガンによって設計され、1929年に竣工した。
廃墟となってもなお威厳のようなものを感じる、立派な建物。近代化産業遺産に指定されたが、修復は返還以来施されておらず事実上の放置状態なのだ。

旧根岸競馬場13
現在トタンが貼られている箇所も、かつてはもちろんガラス窓になっていた。
収容人数は4500人。巨大かつ贅沢さを誇るこの建物は、今の金額に換算すると55億円にもなるそう。

旧根岸競馬場14
以前見たときは蔦に覆われていた箇所も、葉が無く毛細血管のようになっている。

旧根岸競馬場15
特徴的な塔屋の丸窓。
この丸窓の装飾が、建物を一層ラグジュアリーな物にしている。

旧根岸競馬場16
その下の、ジグザグに配された窓も面白い。

旧根岸競馬場17
側面からも見ることが出来るが、客席部分は米軍のエリアとなり見られない。

旧根岸競馬場18
こちら側も蔦が毛細血管のように張り巡らされている。

旧根岸競馬場19
一等馬見所が見下ろす先は、現在遊具が置かれ子どもたちにも人気の公園となっている。

旧根岸競馬場20
遊具に載って写真を撮るメンバーを、優しく見守る廃墟。
建物のデカさが伝わってくる。

旧根岸競馬場21
かつてはまさにセレブの社交場だった建物。
廃墟となってもラグジュアリーな雰囲気が漂っている。

水の流れに身をまかせ 「清流会館」

大阪府

大阪市の中央区宗右衛門町。ホストクラブなど夜系の店が立ち並ぶ街に、ちょっとレトロな赤い看板が見える。

清流会館1
こちら「清流会館」は、パチンコ屋やキャバレーの看板を思わせるネオン看板。

清流会館2
だが建物を良く見ると、モダンな装飾が施されているのに気づく。

清流会館3
特に目を引くのが手すり子の装飾だ。
清流会館という名に合わせたのか、水の中に浮かぶ無数の泡を表現したよう。

清流会館4
緩やかなカーブを描く階段に沿うようにたくさんの泡が浮かぶ。
なかなかモダンでエレガントな階段である。

清流会館5
その奥には、半地下へと誘うような入口。

清流会館6

清流会館7
内部は複数の呑み屋が並んでいた。
界隈でよく見られる雑居ビルの様相である。

一見取るに足らない雑居ビルだが、モダンな階段の美しさは捨て置けない。
こんな発見があるから、呑み屋街の冒険は止められないのである。

大阪市のコリア・タウン 「鶴橋駅周辺」

大阪府

大阪市天王寺区にある鶴橋駅。日本最大のコリア・タウンとして有名な生野区の中心となる駅が鶴橋駅であり、駅周辺は、戦後に在日韓国人によって形成されたコリア・タウンが中核を担っている。

鶴橋駅周辺1
当然韓国料理屋、特に焼肉店とキムチ店が集まっていて、焼肉臭とキムチ臭が至る所から漂ってくる。

鶴橋駅周辺2
一昔前はどうか知らないが、我々が訪れた日は夜でもさほど雰囲気は悪くない。

鶴橋駅周辺4
女性が一人で帰路についている姿もチラホラ。これは正直予想外だった。

鶴橋駅周辺5
ならではの雰囲気が味わえそうなガード下へ。人通りはまばらな箇所もあり、この雰囲気は多少ワクワクさせてくれる。
ただ、あの「山王市場通商店街」に比べるとキレイなもんだ。

鶴橋駅周辺6

鶴橋駅周辺7
やはりこちらもキムチや朝鮮半島の民芸品の店が並んでいる。

鶴橋駅周辺8
大阪のコリア・タウンと聞いて、我々が想像していた鶴橋とは少し違う雰囲気。まぁ全国的に有名になっているし、駅周辺は観光地として落ち着いた感がある。ちょっとはしょり気味で廻ったせいもあるのかもね。
ちなみに駅周辺の焼肉臭は、環境省のかおり風景100選に選ばれている。日本ならではの香りじゃないんだけど。

レトロ建築探訪・大阪船場編 Ⅲ

大阪府

に続き、レトロ建築探訪・大阪船場編の最終回は、西船場エリア。御堂筋から西側のエリアで近代建築を探す。

西船場編01
まず最初に紹介するのは「大阪瓦斯ビルヂング(通称・大阪ガスビル)」。御堂筋の拡幅工事が進み、地下鉄が開通した1933年(昭和8年)に竣工。
都市開発が進んでいた真っ只中に現れたこのビル。その存在感たるや絶大だっただろう。

西船場編02
土佐堀川沿いに立つこの近代建築も、小ぶりながら存在感がある。

西船場編03
こちら「旧山内香法律特許事務所」。1933年(昭和8年)の竣工。現在は洋食屋が入っているが、玄関には当時のサインが残っている。
タイルの貼り方も所々へリンボーン柄になっていたり変化をつけている。

西船場編04
川側から見ても、連続するアーチ窓や軒飾りなど、何ともロマンチックな装飾。

西船場編05
旧山内香法律特許事務所と同じ通りにある「山根商店」。
補修などで新しくなった部分も多いが、こちらも昭和初期の建物。

西船場編06
こちらは船場地区の近代建築の中でも「巨人」といわれる「三井住友銀行大阪本店営業部」。

西船場編07
大大阪のシンボルの一つともいえる建物だが、ご覧の通り残念ながら補修・改修工事中。

西船場編08
覆われたシートから覗く入口は、まるで発掘された古代遺跡のよう。
その迫力たるや...。

西船場編09
迫力といえばこちらも。「大同生命大阪本社ビル」。
大正時代に建てられた旧・大同生命大阪本社ビルを1993年(平成5年)に建て替えた。

西船場編10
旧ビルの遺構も残されているが、驚いたのはここ。教会内部を思わせるアンブレラ型のせり出し部分は凄い!
大阪都市建築景観賞を受賞している建物で、時間が許せばもう少し内部なども見てみたかった。

大阪のレトロ建築物が観光資源として浸透しないのは、通天閣や道頓堀にグルメと、大阪に有名な観光スポット・観光資源が他にたくさんあるからかも知れない。また京都や神戸に比べ、“レトロな街並”というよりはあくまで“点在”な事も、注目されにくい所以なのかもしれない。
レベルの高い近代建築が点在し、キチンとした保存・利用の仕方をしている建物が多いので、近代建築好きには本当にオススメのスポットである。

レトロ建築探訪・大阪船場編 Ⅱ

大阪府

華やかなりし「大大阪時代」の近代建築を求めて、まだまだ船場地区を冒険。
に続き、かつて金融関係のオフィスが集中していた堺筋エリアを中心に。

大阪船場編11
まずは大阪経済の中心地・北浜のシンボル「大阪取引所ビル」。
下層階は旧市場館の外観を保存したものとなっている。旧市場館は1935年竣工で、新ビルでも円形のエントランスホールの外観のみ残されている。

大阪船場編12
大阪取引所前には、大阪経済界の重鎮の一人・五代友厚銅像。

大阪船場編13
北浜の川沿いには株の仲買業を営む企業の社屋である「北浜レトロビルヂング」。
かなり古い煉瓦造りながら、なんともモダンでエレガントな麗しビル。

大阪船場編14
2階の窓は半円アーチ窓の左右に縦長窓を配したセルリアーナと呼ばれるオシャレな窓。
かわいいアノ娘は セルリア~ナ♪

大阪船場編15
続いて、帯状にめぐらせた瓦がアクセントの、軍艦のような形の「高麗橋野村ビルディング」。

大阪船場編16
入口には、まるで門松のような装飾。しかも三日月を載せたオリジナリティ溢れるデザイン。

大阪船場編17
ギリシャ・ローマ時代を範とする古代様式の元銀行「新井ビル」。

大阪船場編18
古典主義のなかで、微妙に幾何学的に崩されていてスタイリッシュ。
現在1階が人気スイーツ店になっている。

大阪船場編19
その正面あたり、これぞ銀行建築って感じのカタイ建物は「三井住友銀行大阪中央支店」。

大阪船場編20
こちら「伏見ビル」は1923年(大正12年)竣工。最上階の窓の上には丸に十字の変わった装飾。
個性溢れる界隈の近代建築に比べ控えめだが、上品な印象を与える。

さて、次回は船場地区の西エリアへ。
Ⅲへ→

レトロ建築探訪・大阪船場編 Ⅰ

大阪府

レトロ建築好きのみなさん、おまっとさんでした!
今回から大阪・船場地区を歩き回って撮ったレトロ建築をたっぷりお届けします!

大阪と聞いて、モダンというイメージはあまり結びつかない人が多いと思う。むしろモダンなんて言葉すら毛嫌いされそうなイメージすらある。
しかしかつて大阪には「大大阪時代」と呼ばれる、近代建築が華開く街をモボ・モガが闊歩する黄金時代があった。そして今もその頃の建物が多く残っていて、実は大阪レトロ建築の宝庫なのである。重要文化財クラスの大物から民家レベルまでハイレベルな建物が多く点在しているのである。
今回は、特にレトロモダンな建築物が点在するオススメスポット・大阪船場地区をエリア別に3回に分けて紹介!

大阪船場編01
まずは船場地区の中核とも言える、堺筋から四ツ橋筋界隈から。
もう街中にポツンとあるレベルではない建物のこちら「旧大阪教育生命保険」。それもそのはず、設計は「東京駅(丸の内駅舎)」や「大阪市中央公会堂」を手がけた辰野金吾。赤煉瓦の壁に白い石を帯状にめぐらせた氏らしい華やかなデザイン。1912年(明治45年)竣工。

大阪船場編02
その隣にあるのは1930年(昭和5年)竣工の「日本基督教団浪花教会」。

大阪船場編03
尖頭アーチが印象的なこちらは、キリスト教伝道者だったW・M・ヴォーリズの設計。
当ブログでは「大丸心斎橋店」を紹介しているが、氏はその生涯に多くの教会建築を手がけている。

芝川ビル01
古代遺跡の神々(がいそうな)ビルとして紹介した「芝川ビル」もこのエリアにある。

大阪船場編04
現在スポーツショップが入居している様子の「旧板谷歯科医院」。

大阪船場編05
近代建築としてはあまり有名ではないようだが、どうやら昭和初期の建物のよう。
スクラッチタイルが貼られ、縦長窓が並び、最上階の窓はアーチ窓が並んでいる。

大阪船場編06
壁面のコンクリート部分の丸窓には複雑な模様が。

大阪船場編07
旧板谷歯科医院の向かいに立つのは「清水猛商店」。
外観は洋風だが木造建築構造。家具や室内装飾を扱う町家だそうだ。1924年(大正13年)竣工。
ファサードデザインは上下に分かれていて、下は赤っぽいタイルが貼られ上は3連アーチ窓。

大阪船場編08
目を引くのは庇のデザイン。金属製で、洋風なのにどこかオリエンタルな香り漂う不思議なデザイン。

大阪船場編09
現在イタリアン・レストランになっているこちらは、元は大阪市の消防署「中央消防署今橋出張所」だった。

大阪船場編10
1階は消防車が入る車庫だったため天井が高く、それを生かしたレストラン。店名「ダル・ポンピエーレ」もイタリア語で消防士の意。
古い建物がこうして活用されるのは嬉しい。

続き→

« »

04 2015
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
姉妹サイト
プロフィール

k.shun10

Author:k.shun10
O型天秤座♡
長崎生まれの東京育ち

ブログスカウター
検索フォーム
 
 
 
 
ブロとも申請フォーム
 
 
 
QRコード
 
QR