日本全国冒険紀行

日本全国津々浦々の冒険記。失われつつある追憶の風景・入りにくいけどイイ店・ワンダフルな建築物から知られざるディープスポットまで...全国の面白いものを独自の視点で紹介!!

百貨店建築の至宝 「大丸心斎橋店本館 後編」

大阪府

前編に続き、心斎橋に残る百貨店の至宝「大丸心斎橋店本館」。
その圧倒的なクオリティには感嘆するばかり。

大丸心斎橋店本館11
建築したヴォーリズは、外観だけでなく内観のインテリアにも豪華な装飾を展開。

大丸心斎橋店本館14
特に1階天井から支柱へ至る緻密な装飾は、まさに豪華絢爛。
細やかな装飾と一体化した照明は、もはや芸術作品といっても過言ではない。

大丸心斎橋店本館13
随所に星モチーフや鷲のデザイン。アメリカ人建築家らしいハイセンスな装飾。

大丸心斎橋店本館15
また、光る装飾も大きな見どころ。

大丸心斎橋店本館16
柱や壁に埋め込まれた灯りが装飾を透かして美しい。

大丸心斎橋店本館17
この照明のデザインなんか...俺、好みだわぁ。
アメリカっぽいデザインながら、レトロさとキュートさを併せ持っている。

大丸心斎橋店本館18
階段は大理石を贅沢に使った格調高き階段。

大丸心斎橋店本館19
黒と白のコントラストがモダンでかっこいい。

大丸心斎橋店本館20
階段も上階のデザインは丸みをもたせたかわいらしいデザインに変化している。

いや~凄いですなぁ。改めて写真を見ると、実際の素晴らしさが伝えきれないようで口惜しい。
かつては隣の「そごう本店」と並びモダンな大阪の景観を彩っていたが、そごう本店は2003年に解体。
「大丸心斎橋店本館」は、大阪がいかに粋でモダンだったかを伝える貴重な存在である。
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百貨店建築の至宝 「大丸心斎橋店本館 前編」

大阪府

重厚な近代建築で、アメリカン・アールデコ建築の最高傑作の一つ。
大阪が誇る百貨店建築の至宝に、ついにお目にかかった!

大丸心斎橋店本館01
それがこちら、「大丸心斎橋店本館」である。大正11年から昭和8年まで、4期に分けて完成させた。
アメリカ出身の建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズの設計。創業は1717年(享保2年)なので、2017年には300周年を迎えることになる。

大丸心斎橋店本館02
ニューヨークの摩天楼を思わせる北西角の塔は圧巻。

大丸心斎橋店本館03
スクラッチタイルと花崗岩、そしてテラコッタで飾られた3層構造の外観。

大丸心斎橋店本館04
当初は正面玄関だった心斎橋筋側入口。御堂筋の開通に伴ってそちらが玄関になったのである。

大丸心斎橋店本館06
玄関部分のテラコッタ造の凄い孔雀の彫像。
当初中央玄関にあたる入口上部の装飾は、重厚であり繊細。

大丸心斎橋店本館07
現在の正面玄関。こちらもやはり凄い装飾。

大丸心斎橋店本館08
百貨店という性質上、内部には度重なる改修が加えられているが、1階売り場は当時の雰囲気をよく残している。
入口の扉裏を振り返ると豪華なステンドグラスが。

大丸心斎橋店本館09

大丸心斎橋店本館10
エレベーターホールの装飾もまるで芸術作品。
尖頭アーチは教会の窓を思い起こさせ、教会の設計を多く手がけたW・M・ヴォーリズらしいデザイン。

後編へ→

フリーダムさが楽しいビル 「千寿ビル」

大阪府

千日前を形成する呑み屋街の雑居ビル。新旧のド派手な看板やレトロな如何わしさが見てて飽きない。

千寿ビル01
こちら1967年竣工の「千寿ビル」も、一見普通のビルだけど、よく見りゃ楽しいビルだ。

千寿ビル02
それはこの看板を見るだけでも分かるってもの。遊び心溢れるフォントではないか。

千寿ビル03
通りに面して横長八角形の看板がピラミット型に並んでいる。

千寿ビル04
階段の壁面には...こりゃピカソの「三人の音楽師」じゃぁねぇか!
この絵、俺も好きだよ。楽しい画だよね。

千寿ビル05
反対側には「太陽の塔」を思わせる絵が。

千寿ビル06
大きな太陽が描かれ何とも明るいムードを演出。

千寿ビル07
2階にある照明もオリジナリティあって良いデザイン。

千寿ビル08
なんだか個性的な店が並ぶも、やはり昼間は空いていない様子。

千寿ビル09
1階の床には大きな星型のタイルが。

千寿ビル10
2階で見た照明がこちらはさらにダイナミックに。
色とりどりの灯りも楽しい。

ノーコンセプトながらグッドセンスなビル。
好きなものを自由に並べてみたら、こんなに楽しいものになる。そんな見本たるビルである。

古代の神々に会えそなビル 「芝川ビル」

大阪府

モダンな近代建築物が多く残っている船場地区。
大阪がモダンタウンだった「大大阪時代」の風情を感じる魅力的な街並の中でも、特に輝いている建物の一つ。

芝川ビル01
それがこちら「芝川ビル」である。竣工は1927年(昭和2年)。
ビルを建てた芝川家は唐物貿易を営んでいた豪商で、江戸時代から当地に屋敷を構えていたそう。

芝川ビル02
この建物の近代建築としての白眉は、その濃密な装飾。
竜山石(たつやまいし)をふんだんに使って、南米マヤ・インカ文明をモチーフにしたという神秘的な装飾が施されている。

芝川ビル03
現在は個性的なテナントが多く入居している。
「金子眼鏡」というオシャレな庇と、マヤ・インカのデザインとの妙なコントラストが面白い。

芝川ビル04
入口周りの立体感のある印象的な装飾。

芝川ビル05
扉には漢字で芝川ビルと書かれ、その折衷具合が独特な雰囲気を生んでいる。

芝川ビル06
かなりマヤ・インカなデザインの案内板。
まるで古代の神々の世界へ迷い込んでしまいそうだ。

芝川ビル07
たくさんテナントが入っていて、お洒落な雰囲気。

芝川ビル08
濃い~雰囲気を漂わせる芝川ビルの中でもオーラを感じるのは、こちらのメイン階段。

芝川ビル09
手すり部分に渦巻き模様が施され、これはもう美術品のよう。

芝川ビル10
支柱デザインもシンプルながら珍しいデザイン。

実はこちら、戦争期までは「芝蘭社(しらんしゃ)家政学園」というハイカラな花嫁学校だった。モダンな建物とピッタリ合ってる。
船場地区では点在するモダンな近代建築が再び脚光を浴び始めている。その中でも芝川ビルは、珍しい装飾も相まって異彩を放っている。

突如の巨大ミラーボール 「堂島薬師堂」

大阪府

北新地の外れにある堂島アンバサ。
このビルの裏手には、かなり珍しい薬師堂がある。

堂島薬師堂1
それがこちら。思わずどれどれ?と、言いたくなるが、そう巨大なミラーボールのような建物である。

堂島薬師堂2
「堂島薬師堂」は、元々古くから当地にあった薬師堂で、戦後にどこかへ移っていたそう。
それが堂島アンバサが完成する際に元の場所に戻ったという。1999年の完成。

堂島薬師堂3
かなりアヴァンギャルドな薬師堂だけど、例えば洋風の近代建築だって、木造の日本家屋ばかりだった街並の中では突飛なデザインだったはず。いつの時代も新しいものは理解に時間がかかるものなのかも知れない。
さぁ、堂島薬師堂でナイトフィーバーしようぜ!

蠱惑の時計台・時計塔シリーズ⑥

シリーズ物 > 蠱惑の時計台・時計塔

全国版時計シリーズ第6弾は、大阪市で見つけた時計の特集。
大阪のイメージ同様、自己主張の強い時計が揃うのか?大大阪時代のモダンな時計が発見されるのか?
ほな、今何時やねん?そうねぇだいたいやなぁ~

通天閣03
「通天閣の時計」
まずはやはりこれでしょ「通天閣」。大阪の時計といえばこれ!なポジションといえる。

生駒ビルヂング2
生駒ビルヂングの時計塔」
大大阪時代のモダンを感じる、大阪市屈指のカッコイイ時計塔。

太陽ビルの時計1
「太陽ビル」
年季の入ったビルの、さらに年季の入った時計。

太陽ビルの時計2
錆びまくった金属が哀愁たっぷり。

大阪駅周辺の時計
「大阪駅周辺の時計」

ESPASION-UMEDA-BLDGの時計1

ESPASION-UMEDA-BLDGの時計2
「ESPASION UMEDA BLDGの時計」

プロヴァンスの街に難波店1
「プロヴァンスの街に難波店の時計」
難波のラブホテルにも時計を発見。モダンな近代建築とは似て非なる西洋感。

プロヴァンスの街に難波店2
ただ、アミューズメント的な楽しさはある。ラブホテルもどんどん時計にチャレンジして欲しい。

和インレッドの喫茶 「純喫茶 三輪」

大阪府

今回の冒険旅行で初めて訪れた「船場センタービル」。ビルは1~10号館まであり、じっくり特集してもいいほど広範囲に昭和臭満点の商業施設が広がっていたが、今回は時間の関係でゆっくり見れなかった。
そんな中で魅力的な純喫茶を発見したので、今回はそちらを紹介。

純喫茶三輪1
船場センタービル9号館・地下2階にある「純喫茶 三輪」。

純喫茶三輪2
立方体型の看板は、日本語と英語で分けてある。
それにしてもこちらも安い価格設定。

純喫茶三輪3

純喫茶三輪4
1970年オープンというこちら。かなり広い店内にはソファーとフロアのワインレッドが広がっている。

純喫茶三輪5
全体的には洋風コンセプトだが、所々に和っぽいインテリアが使われ店名通りの渋さが漂う。

純喫茶三輪6
純喫茶の大事な要素の一つ。
それはオリジナルの照明だが、こちらも店内の雰囲気に合わせた珍しい照明が使われている。

純喫茶三輪7
反対側から店外へ出ると、違うデザインの看板があった。
黒地に緑縁、黄色という独特なセンスにレトロ感が漂う。

ワインレッドが印象的な、少し薄暗い店内。滲み出る和の雰囲気。落ち着いたBGMが流れ客の出入りも程よい。
こんな喫茶店が近くにあったらしょっちゅう来ちゃうんだけどなぁ。

これぞオオサカ・パラティアル 「大阪倶楽部」

大阪府

名作の近代建築が点在している大阪・船場地区。その中でも気品高き建物の一つ。

大阪倶楽部01
それがこちら「大阪倶楽部」である。
倶楽部の設立は1912年。紳士のための会員制社交場として、1915年に初代の建物が完成。しかしそちらは火災により焼失し、1924年(大正13年)に現在の建物が再建された。

大阪倶楽部03
現会館は安井武雄の設計によるもの。
現在も会員制を守っているため、建物内部はなかなか見る機会は無いが、演奏会など一般向けの催しもあるにはある。

大阪倶楽部02
入口の上には、大阪倶楽部のエンブレムがある。

大阪倶楽部04
竣工記念冊子で安井は、「南欧風ノ様式ニ東洋風ノ手法ヲ加味セルモノ」と説明していて、自由な発想の装飾が光っている。茶色のスクラッチタイルに覆われ、随所に装飾が施されている。

大阪倶楽部05
トーテムポールの上には妖怪?のような彫り物も。東洋・中近東のモチーフにも感じる。

大阪倶楽部06
建物西側。アーチ窓や四角窓、配置も規則的なのかランダムなのか。

大阪倶楽部07
特にこの装飾濃厚なバルコニーデザインは目を引く。窓には花模様のステンドグラス。

大阪倶楽部08

大阪倶楽部09
他にも注目したい装飾が散りばめられていて、特異な雰囲気を醸し出している。

是非これは蝶タイにカマーバンドで内部見学に行きたい。
設計した安井武雄は、他にも「高麗橋野村ビルディング」や「大阪瓦斯ビルヂング」、また東京の「日本橋野村ビル」などの設計を手がけている。それらは「船場地区レトロ建築」探訪で紹介予定なのでお楽しみに。

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