日本全国冒険紀行

日本全国津々浦々の冒険記。失われつつある追憶の風景・入りにくいけどイイ店・ワンダフルな建築物から知られざるディープスポットまで...全国の面白いものを独自の視点で紹介!!

日本全国冒険紀行 2014年総括

未分類

2014年もまもなく終わる。
本年度を振り返り、充実した冒険紀行をする事ができたかなぁと思い起こす今日この頃。ただ実際見てきた感動・興奮を旨く伝えられてるかな。遠征だと特にやり直しがきかないので歯がゆい思いをすることも。
2014年は特に関西での冒険が充実したと思う。

五条楽園25
まずは3回にわたってお届けした京都「五条楽園」。風情溢れる遊郭建築の密集地帯。

山王市場通商店街15
そして大阪冒険は内容もネタ数も充実。個性溢れるステキな純喫茶の他、「山王市場通商店街」をはじめとするディープゾーンも。やっぱり濃いな大阪は。

2014年総括
とっておきネタを含め、まだまだ大阪記事は続きます。

群馬大学工学部同窓記念会館02
あとは一気にネタ数トップに躍り出た群馬県、桐生の街のレベルも高かった。特に「群馬大学工学部同窓記念会館」は内部までじっくり見ることが出来て感動だったな。

河原町団地16
それから忘れちゃいかんのが、東京・日本全国の両方で今年から始まったシリーズとしては団地シリーズ。
こちらでは哀愁の「松原団地」、近未来的な「河原町団地」等、バラエティーに富んだ団地を発見。きっとまだまだ全国には眠っているぞ。

どっかの鑑定団じゃないけど、我々は素敵な冒険地があれば、日本全国どこへでも出発いたします!
来年もよろしゅうお願いでんがなまんがな!
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復活した川辺の豪華客船 「ダイビル本館」

大阪府

見事な近代建築が点在している中之島。しかし、中には残念ながら姿を消していった建築物もある。
今回紹介する「ダイビル本館(旧大阪ビルヂング本館)」も一旦は姿を消した近代建築の一つ。

竣工したのは1925年(大正14年)。第二次世界大戦中には金属類回収令によって合計5台のエレベーター等を逐次供出。敗戦した後は接収され女子将校宿舎・ホールの用に供されていた。
建物としての評価も高く、ネオロマネスク様式とされる特徴的な装飾や外壁の窓のプロポーションと配置は絶妙。2009年(平成21年)に解体工事が行われたが、日本建築学会が保存要望書を提出するなど、本当に惜しまれつつの解体であった。

ダイビル本館01
その「ダイビル本館」が同地に復活。超高層建物にはなったが、低層部外観は旧ビルの部材を再利用してそのまま復元。
ややセットバックした場所に超高層部を立ち上げている。

ダイビル本館02
角の見事なRに窓のプロポーションと配置。その優美さ絶妙さは豪華客船を思わせる。
区画がキレイな四角形ではなく広角に広がっているのでRがより強調されている。

ダイビル本館03
建物北側にはインドやインドシナを連想させる石造の装飾彫刻が施されている。
1枚目の写真を見ていただければ分かるが、装飾が北側に集中し他の部分は比較的簡素。これが濃密な装飾を巧みに強調している。

ダイビル本館04
特に正面玄関は圧巻。

ダイビル本館05
北側1階外部ならびに玄関ファサードを飾る播磨産竜山石(たつやまいし)製の装飾彫刻。
正面玄関のアーチ上には大国貞蔵作「鷲と少女の像」が鎮座している。

ダイビル本館06
他にも浮き彫り彫刻は濃密。様々な動植物や、

ダイビル本館07
さらに照明の上には謎の人面まで。

ダイビル本館08
玄関を入ると、2層吹き抜けになった華麗なエントランスも再現されている。

ダイビル本館09
当時のモダンな雰囲気を見事に再現してあり、美しい。

ダイビル本館10
超高層化が避けられない時代の流れの中で、ダイビルを名建築たらしめていた最も重要な部分は保存されたといっていい。
会社側は努力を尽したと建築ファンにも評価されている。

ファンシーな乙女系カフェ 「純喫茶アメリカン」

大阪府

大阪・千日前商店街。ゴチャゴチャした「どやぁ~」と言わんばかりの目立つ看板が主張しあう街並において、こちらの喫茶店は何とも気品に溢れた佇まいを保っている。

純喫茶アメリカン1
金色に輝くAmericanの文字がモダンな「純喫茶アメリカン」。
創業1946年(昭和21年)という老舗純喫茶である。

純喫茶アメリカン3
入ってすぐに目に飛び込んでくるのは、ゆったりとした優雅な螺旋階段。そしてゴージャスなシャンデリア。
まるでディズニー映画のお姫様が、王子様にエスコートされながら下りて来そうだ。

純喫茶アメリカン4
壁のアートな装飾は、左が男性、右が女性。
2階席は1階混雑時にだけ開けるそう。

純喫茶アメリカン5
何とも昭和な感じのショーケース。

純喫茶アメリカン6
そして店内がまた可愛らしい。
まるでコスモスの花のような照明が並んでいる。

純喫茶アメリカン8
ユニークな照明、水玉模様のソファー。
パーテーションのアイアンワークまでが、いちいち可愛らしい。

純喫茶アメリカン7
壁に埋め込まれた装飾はおもちゃの宝石のようだ。

純喫茶アメリカン2
まるで子供の頃に遊んでいたおもちゃ箱を発見したような、夢のつまった純喫茶。
ココは特に、乙女のアナタにオススメの喫茶だぜ!

道頓堀・看板キャラコレクション

大阪府

道頓堀。
大阪市中央区の町名だが、一般には道頓堀川南岸の道頓堀通沿いに広がる繁華街を指す。飲食店の集中するこの通りはメディアでも度々登場する、大阪を代表する光景としてもお馴染みだ。
ここの大阪らしさの一つが、「これでどや~!」といわんばかりの目立つ看板群。もう目立ったモン勝ちの世界。
通りまで飛び出たキャラ看板が、冒険紀行の街キャラ宝庫!

道頓堀2
まずは有名ドコから。もうお馴染みの「道頓堀グリコネオン」。

道頓堀3
16年余りにわたり親しまれた5代目からリニューアルし、現在の看板は6代目。
2014年10月に点灯式が行われた。

道頓堀1
続いて「かに道楽本店」。今や全国各地で見られるので、そんなにインパクトが無いが。

道頓堀4
「くいだおれ」は2008年に閉店したが、マスコットキャラクター「くいだおれ太郎」は健在。
ビリケンと並び、今や大阪を象徴するキャラである。

道頓堀5
こちらのふぐは「づぼらや」ではなく「とんぼり たよし」。づぼらやは「新世界」でいっぱい登場したからね。
奥の「元禄寿司」の寿司を持つ手も気になる看板。ホント色んなトコで飛び出してるなぁ。

道頓堀6
「コナモンミュージアム」からは巨大タコ。

道頓堀7
間の抜けた顔の龍が飛び出す「金龍ラーメン」。

道頓堀8
イカツイ顔のオッサンが睨みを効かす「串かつだるま」。

まだまだ街キャラに溢れているんだけど全部取り上げてたら物凄い量になってしまうので、この辺で。

ディープゾーンへのトンネル 「山王市場通商店街 後編」

大阪府

最初は何の気なしに入った商店街。その冒険指数の高さに、途中からじっくりと見ながら歩き始めた。
前編に続き、今回は核ともいえる「山王市場通商店街」へと続いていく。

山王市場通商店街11

山王市場通商店街12
このあたりになってくると、当然観光客の姿は皆無。
場末感がピークに達し、いよいよ“潜入している”感が強くなってくる。

山王市場通商店街13
我々がヨソ者である事はすぐに分かるらしく、酔った変なオッサンが遠くから言葉にならぬ言葉を吐き捨ててくる事も。
そう、我々は今、西成にいるのである。

山王市場通商店街14
1958年(昭和33年)の売春防止法以降、飛田遊廓は表向きには廃業したため、商店街の客足は減少。
加えて西成暴動が起こった事も手伝って、「危険な街」と認知されるようになっている。

山王市場通商店街15

山王市場通商店街16
新世界」が観光客にも馴染める街になってきている一方で、こちらは戦後のまま時が止まっているかのよう。
暗く陰鬱とした空気感だけが、通りを漂う。

山王市場通商店街17
こちらのそば・うどん・丼物の「助六」。看板から佇まい含め、凄まじいタイムスリップぶり。
現役かどうかは不明だが、ある意味博物館クラスともいえる。

山王市場通商店街18
「山王市場通商店街」の出口には、随所にビリビリに破れたテントや庇がユラユラ揺れている。

山王市場通商店街19
山王市場通商店街と共に東西に走る商店街、「新開筋商店街」。

山王市場通商店街20
こちらは灯りのついた同じ看板が並び懐かしい感じの商店街ではあるが、道幅も広く人通りも比較的多い。
ただ、裏寂しい雰囲気はやはり共通している。

商店街近くには暴力団事務所も多いそうで、無闇に写真を撮影すると注意されるらしい。
近隣にあいりん地区があり、治安の悪さを指摘されているエリアなので、訪れる際は注意されたし。

ディープゾーンへのトンネル 「山王市場通商店街 前編」

大阪府

新世界」から「飛田新地」へ向かう。飛田新地にとある目的があったわけだが、そちらは後ほど紹介。
天王寺駅方面の大通りから行っても面白くないので、アーケード付きの小さな商店街を通って行く事にした。
そこが異世界への長いトンネルだという事は、その時は知るよしもなかった。

山王市場通商店街00
「新世界」から飛田遊郭へと伸びる「ジャンジャン横丁」。1921年に開通。
かつて新世界と花街をつなぐルートだったため、多くの酔客が出入りし淫売店や男娼店も多かった。

山王市場通商店街01
現在は少なくなったものの将棋道場や碁会所が数店舗あり、今でも商店街から窓越しに道場内の対局を眺める人の姿が見られる。かなりのタイムスリップな光景である。
新世界から紛れ込んできた観光客も、その古臭さが逆に新鮮に写るんじゃないでしょうかね。

山王市場通商店街02

山王市場通商店街03
動物園前駅から南下する商店街「動物園前1番街」のあたりになると、もはや観光客らしき人は見当たらなくなってくる。

山王市場通商店街04
甘すぎてすいません。

山王市場通商店街05
考えてみれば、このエリアは日本でも屈指のディープスポット・西成区。
それも暴力団事務所が多数あり、西成暴動なども起きている「あいりん地区」の近隣にあたるわけだ。

山王市場通商店街06
続いて「動物園前2番街」。

山王市場通商店街07
進むにつれて、どんどんハードボイルドタッチになって来るヴィジュアル。
実際の暗さもあるが、なにかドンヨリとした不穏感が徐々に漂い始める。

山王市場通商店街08
商店街にはいくつも分岐点があり、どこへ行っても冒険指数が高そうで目移りしてしまう。
この異世界への長いトンネル、レベルの高さに思わず夢中になってくる。

山王市場通商店街10
結局、よりディープそうだと我々が選んだのが、東西に走る「山王市場通商店街」。
その選択はやはり正しかったのだが、それはまた後編で。

続き→

大阪一大歓楽街の復活へ 「新世界 後編」

大阪府

前編に続き、新世界を散策。

新世界10
明治時代に誕生した「新世界」は、1918年(大正7年)の飛田遊郭の開業あたりには、歓楽街として隆盛を極める。しかし売春防止法によって飛田遊廓が(表向きは)廃業すると、歓楽街としての新世界の活気も衰えてしまった。
近年では昭和の名残を感じさせるレトロな街の雰囲気が再評価され、観光地化されてきている。

新世界11
通天閣にいるビリケンさんよりデカいビリケンさん発見!

新世界12
雀荘の「ニューマルコ」。

新世界13
なにか調子のイイ文句が書かれていて、こりゃ完全に昭和を感じる看板。
いいねぇ。こんな看板、逆に新鮮だよね。

新世界14
理容店の看板のキャラの面白さもさることながら、700円という安さに驚き。

新世界15

新世界16
スマートボールも堂々営業中。

新世界17
観光地然としておらず、本当に日常的に遊びに来る客が結構いるようだ。

新世界の世界観は、東京でいうと浅草に近い気がする。それだけに新世界は観光地化し、従来の如何わしいイメージから脱却しつつある。
ところがこの先の通りからは、真のディープゾーン、コアゾーンへと進むことになる。次回からはディープ好き必見!

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