日本全国冒険紀行

日本全国津々浦々の冒険記。失われつつある追憶の風景・入りにくいけどイイ店・ワンダフルな建築物から知られざるディープスポットまで...全国の面白いものを独自の視点で紹介!!

まるでSF!近未来マンモス団地 「河原町団地 前編」

神奈川県

川崎駅の北方にある幸区河原町。町域はほぼ全体が県営・市営・住宅供給公社の「河原町団地」によって占められている。

河原町団地01
河原町のマンモス団地、「河原町団地」。
1972年(昭和47年)に最初の建設が終わり入居開始。市営1,598戸、県営1,300戸、市住宅供給公社253戸、県住宅供給公社440戸と、あわせて3,591戸という巨大団地である。おのずと期待値が上がる。

河原町団地02
団地は全15棟からなり、団地内には小学校・保育所・店舗などの施設があった。
しかし小学校は現在閉校、跡地は特別養護老人ホームやデイサービスセンターなどへ転用予定だそうだ。

河原町団地03
こちら河原町団地の建物の特徴は、ふたつの住棟が狭い間隔で並んでいるツインコリダーと呼ばれるもの。

河原町団地04
昭和40年代築とあって建物内は古さを感じるが、メンテナンスは行き届いていそう。

河原町団地05
中央の吹き抜け部分には、夏祭りの準備か提灯が下がっていた。

河原町団地06
見上げると各階の廊下が整然と並び、吹き抜けに迫っている圧倒される眺め。

河原町団地07
物々しい鉄骨は耐震補強工事によるもの。なにせ古い建物である。
この鉄骨も近未来的な世界観を助長している。

河原町団地08
団地の最大の特徴的な建物は、こちらの逆Y型住棟である。Yの字を逆さにしたような末広がりの独特の形状。

河原町団地09
この傾斜部分の内部、これは非常に興味をそそられる。
後編では、こちら台形型の入口からいよいよ潜入!

続き→
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工業地帯の昔と今と 「川崎駅周辺 西口」

神奈川県

前編の東口周辺に続き、川崎駅西口周辺へ。

川崎駅周辺11
西口に再開発で建てられた中核施設「ラゾーナ川崎」。左奥は「東芝未来科学館」。
駅前は都市の装いになっている。

川崎駅周辺12
しかしまだまだ再開発は駅周辺のみで、少し離れただけで古い家屋とのコントラストが見られる。

川崎駅周辺13
こちら「女躰大神(にょたいおおかみ)」。東口の風俗街を見た後だと、“にょたい”と言われると頭に浮かぶのはアッチの話だが、こちらの由来は氾濫を鎮めるために身を投じた女性を祀っていることによる。

川崎駅周辺14
多摩川に架かる東海道本線の鉄橋を臨む。河川敷の緑が気持ちのいい景色を生んでいる。

川崎駅周辺15
だが、河川敷の緑の向こうはホームレスの小屋が並んでいた。

川崎駅周辺16
河川敷だけあり、洪水対策であろう高いところに小屋を造り、梯子を上って入るよう工夫されている。

川崎駅周辺17
よく見ると、対岸の東京都にあたる河川敷もホームレスの小屋が並んでいるのが見える。

川崎駅周辺18
そして川崎側はやけに綺麗な高層マンションが続いている。
このあたりは、つい最近まで在日コリアンを中心とした不法占拠のバラックが広がっていたそうだが、それも今は昔である。

川崎駅周辺19
車通りに戻ってみると、古ぼけた街並の向こうにオーラを放つ巨大なマンション群が見え始めた。
次回は、この団地の冒険!乞うご期待!

河原町団地へ→

工業地帯の昔と今と 「川崎駅周辺 東口」

神奈川県

かつては「東芝堀川町工場」や「明治製菓」の工場などが建つ工業地区だった川崎駅周辺。工場撤退後はしばらく更地になっていたが、再開発され都市の装いに変貌した。

川崎駅周辺01
近代化された駅周辺には、複合商業施設など高層ビルが立ち並んでいる。
川崎=工業地帯のイメージは一新されたといっていい。

元々賑わっていた川崎駅周辺は再開発後どうなったのか。また、古き川崎の名残はどれほどあるのか、見ていくことにする。

川崎駅周辺02
まずは東口から。駅から少し進むと、アーケード付きの大きな商店街「銀柳街」が現れる。

川崎駅周辺03
“花とステンドグラスのある街”というキャッチコピー通り、天井には美しいステンドグラス。

川崎駅周辺04
銀柳街を抜けた先は、大小12のスクリーンを擁する商業施設「ラ・チッタデッラ」がある。

川崎駅周辺05
イタリアの街を模したシネコンで、全国1位の興行収入を記録する映画館でもある。
キレイになった川崎の中でも象徴的な施設の一つである。

川崎駅周辺06
果たして川崎の街は完全に漂白されてしまったのか、というと...そういうわけではない。
こちらソープ街「吉原」並に客引きボーイだらけの風俗ストリート「稲毛通り」。

川崎駅周辺07
他の呑み屋街にもギャルをフィーチャーした呑み屋などが多く見られ、オッサンタウンぶりを発揮。
「飛びっ子BAR」の看板は思わず2度見してしまった。

川崎駅周辺08
やたら古い建物の呑み屋や風俗店が目に付き、かつて古き遊郭でもあったのか?と思ってしまうような街並。
中でも目立つのは渋すぎる大型店舗「秘苑」。色褪せた赤い文字がとろけたようなピンク色に変化し、図らずもエロさが増している。人気のある店みたいで、チマチョゴリを来たお嬢がお出迎え、な店のようだ。

川崎駅周辺09
大通りに出ると、ギロリと鋭い視線を向ける大きな青い目が。

ウエアハウス川崎店01
何の建物かと思ったら、以前紹介した「ウェアハウス川崎店」だった。

川崎駅周辺10
その向こうには、3つの電波等を搭載した特徴的な「NTTドコモ川崎ビル」。
駅に近くなるほど、建物の高層化・大型化が著しい様子。

西口周辺へ→

戦前より川崎市のシンボル 「川崎市役所」

神奈川県

川崎市役所1
今回紹介するのは「川崎市役所」。1938年(昭和13年)竣工。

川崎市役所2
本庁舎は本館・東館・北館で構成され、建設当初は本庁舎は3階建、東側は2階建だった。

川崎市役所3
そのため、シンボルである時計塔はもっと高く突き出していた。
ちなみに高さは8階建てに相当する地上39.6mだそう。

川崎市役所4

川崎市役所5
建物内は、やはりお役所らしいシンプルでカタいデザインながら、そこかしこにあるモダンなレトロ感。

川崎市役所6
正面階段もいたってシンプル。ココア色の壁は手入れが行き届いていてキレイ。

川崎市役所7
廊下はちょっと薄暗いが、この古びた雰囲気がいい。

川崎市役所8
時計塔は階段室を兼ねている。角に丸みがつけられた昭和初期らしいデザイン。
戦前・戦中・戦後を通じて川崎市本庁舎として使用されてきた建物。時計塔は戦時中、迷彩色を施され、空襲監視塔として利用されていたそうだ。

しかし平成26年3月、建て替えの基本構想が策定され、新しい本庁舎の高さは100メートルを超える超高層建築物になることが想定される、との話も。見学はお早めに。

美しき哉、エメラルドの学び舎 「群馬大学工学部同窓記念会館 後編」

群馬県

群馬大学工学部同窓記念会館02
前編に続き、美しきエメラルドの学び舎「群馬大学工学部同窓記念会館」。

群馬大学工学部同窓記念会館11
講堂を正面から。整然と並んだ椅子が演壇を向いている。

群馬大学工学部同窓記念会館12
それほど高くない演壇は、往時の机とワインレッドの垂れ幕で飾られエレガント。

群馬大学工学部同窓記念会館13
講堂中央のシャンデリアを真下から。ここから見るとロマンティックでキュート。

群馬大学工学部同窓記念会館14
全ての席を見渡せる壇上に立ってみる。
そして、かつてチャップリンが演じたヒットラーさながらの大演説を妄想してみる。

群馬大学工学部同窓記念会館15
降り注ぐ大衆の熱い視線、一瞬の静寂、そして満場の喝采、喝采、喝采。万感胸に迫る。
...妄想が過ぎたようで。

群馬大学工学部同窓記念会館16
小さなチューリップにも似たランプを発見。大正ロマンを感じる。

群馬大学工学部同窓記念会館17
ここで嬉しいサプライズ!
職員の方の好意で、講堂のライトを点灯してもらったのである。

群馬大学工学部同窓記念会館18
やわらかい光が空間を照らし、沢山のまんまる星が浮かんだ。
その灯りは情緒的で心の琴線をくすぐる。

群馬大学工学部同窓記念会館19
もっとゆっくり居たい気持ちをぐっと堪え、去りがたきロマンティックなエメラルドの学び舎を後にした。

群馬大学工学部同窓記念会館20
最後に、大学正門の所に群馬大学工学部守衛所(旧桐生高等染織学校門衛所)があり、こちらも本館と同系列の造りで意匠などに共通性が見られる。本館のミニチュアみたいでキュート。
やはり大正5年に建てられたもので、国登録有形文化財に指定されている。

こちらの美しさはつとに有名で、前編でも述べたNHK朝ドラ「花子とアン」の他にも、ドラマやファッション誌等に多く登場し、レトロでロマンティックな輝きを放っている。

美しき哉、エメラルドの学び舎 「群馬大学工学部同窓記念会館 前編」

群馬県

群馬大学工学部同窓記念会館01
桐生駅から重伝建エリアを抜けた先には、群馬大学工学部がある。

群馬大学工学部同窓記念会館02
その敷地内、1916年(大正5年)に建設された「群馬大学工学部同窓記念会館」がある。
「群馬大学工学部」の前身である「官立桐生高等染織学校」の本館および講堂として建てられ、講堂・学部長室など一部が移築・保存されている。

群馬大学工学部同窓記念会館03
門は旧桐生高等染織学校時代の正門だそうだ。煉瓦造の門柱上部四面にゴシック風柱頭飾りを付け、頭部に門灯を掲げている。同じく大正5年築。

群馬大学工学部同窓記念会館04
木造二階建・瓦葺の建物で、外観は上品なエメラルドグリーン。
建物は期待通り、細かな装飾が随所に見られる。

群馬大学工学部同窓記念会館05
とんがりアーチの入り口は気品がある。

群馬大学工学部同窓記念会館06
入口を入ると、受付と階段、そして講堂入口。

群馬大学工学部同窓記念会館07

群馬大学工学部同窓記念会館08
講堂内は西欧・中世の教会堂に用いられたゴシックスタイル様式が基調。

群馬大学工学部同窓記念会館09
階段は左右対称に2つあり、2階席と学部長室など各部屋へ行ける。
NHK朝ドラ「花子とアン」でもこの階段が登場し、美しいシーンの演出に一役買っている。

群馬大学工学部同窓記念会館10
2階席から。往時の机や椅子が残り、味わい深い。

1回で完結させるのがもったいないので、後編へ。
後編はその美しさを味わい尽くす!
続き→

並み居る産業遺産の圧倒 「桐生駅周辺 Ⅲ」

群馬県

前回に引き続き、桐生の本町通を北上。

桐生駅周辺20
本町3丁目交差点あたりを過ぎると、そこかしこに蔵造りの商家が現れ始める。
重伝建(桐生新町・重要伝統的建造物群保存地区)エリアと呼ばれている。
大正期~昭和初期に最盛期を迎えた桐生の織物業。当時の街並は買継商や糸商、呉服商など、織物業の店舗が並んでいた。

桐生駅周辺21
右手にある「有鄰館」は矢野商店によって醸造業が営まれていた11棟の倉庫群。

桐生駅周辺22

桐生駅周辺23
煉瓦蔵・塩蔵・味噌醤油蔵・酒蔵・穀蔵の5棟が桐生市指定重要文化財となっている。
現在は多目的催事会場として、講演会・展覧会等に利用されている。

桐生駅周辺24
有鄰館の向かいは民家かな?店舗としては利用されていなさそう。

桐生駅周辺25
路地裏にも惹かれる店や看板が見える。しかし重伝建エリアを一つも見逃したくないので本町通りから外れずに歩く。

桐生駅周辺26
あちらは特に商店建築ではなく、民家のようだ。「まんが日本昔ばなし」の音楽が聞こえてきそうな強烈なヴィジュアル。

桐生駅周辺27
こちらは元店舗か。自然に飲まれつつある。

桐生駅周辺28
もうちょっと後の時代らしい、モダンな洋風建築が現れた。
大正3年に建てられた「森合資会社事務所」。外壁に白磁タイル、屋根は銅板葺。

桐生駅周辺29
手前の八百屋は現役なのか微妙、しかし奥の文房具屋は現役だ。

桐生駅周辺30
最後は、嬉しい現役銭湯の「一の湯」。
当初は織物工場で働く従業員のための浴場として開業。近隣住民にも人気の風情豊かな銭湯だ。

今回紹介しきれなかった桐生駅周辺のレトロ建築物は、「レトロ建築探訪・桐生編」にて紹介予定!

並み居る産業遺産の圧倒 「桐生駅周辺 Ⅱ」

群馬県

前回に引き続き、桐生駅周辺。本番はここからである。

桐生駅周辺11
メインストリートの一つのいえる本町通り。ここを歩くと古い建物ばかりが残っているのが分かる。

桐生駅周辺12
昭和に建てられた建物が多いが、所々で木造の風情ある建物が。

桐生駅周辺13
小さな祠を発見。「根精大明神」と書かれている。

桐生駅周辺14
そこで見たのは白い...イチモツ!

桐生駅周辺15
遠くから見て洋館かな?と思った建物は「桐生信用金庫」。
洋館の点在する桐生の街では違和感無く溶け込んでいる。

桐生駅周辺16
織物で栄えた全盛の名残、ノコギリ屋根の建築。最盛期には約350棟あり、うち230棟が現存。
かなりの数が残されていて驚き。

桐生駅周辺17
カフェとして再利用している建物もある。
こちらは「ベーカリーカフェ レンガ」。大正6年に建てられた現存する唯一の煉瓦造りノコギリ屋根工場。煉瓦造りとベーカリーとは好相性!

桐生駅周辺18
同敷地内の「旧金谷レース工場・事務所」は昭和6年竣工。木造2階建てのスクラッチタイル貼り。

桐生駅周辺19
意匠や窓に昭和の洋風建築の特徴が見られ、隣の工場と大正・昭和の流行の違いを見比べるのも面白い。

桐生駅周辺20
本町通りを中頃まで進み、本町3丁目交差点あたり。
向こう側は、さらに古そうな建物ばかりが並んでいるぞ。

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