日本全国冒険紀行

日本全国津々浦々の冒険記。失われつつある追憶の風景・入りにくいけどイイ店・ワンダフルな建築物から知られざるディープスポットまで...全国の面白いものを独自の視点で紹介!!

並み居る産業遺産の圧倒 「桐生駅周辺 Ⅰ」

群馬県

機業都市であり、奈良時代から絹織物の産地として知られている桐生。
桐生織は京都の西陣織と並び称され、その歴史を物語るように街には数多くの商家や鋸屋根の織物工場など歴史的建造物が残っている。また、絹織物の繁栄により蓄えられた富は「桐生明治館」や「桐生倶楽部」など多くの文化財を生んだ。
約1300年の歴史を持つ織物の街、桐生。今回は、並み居る産業遺産の街の冒険!

桐生駅周辺01
まず桐生駅北口を出ると「桐生警察駅前交番」がある。
それほど古くはなさそうだが、街の雰囲気に合わせてあり好感触。

桐生駅周辺02

桐生駅周辺03
末広通りにある庇の付いた商店街は、昭和っぽい商店建築がズラリ。

桐生駅周辺04
残念ながらシャッター街になりつつあるものの、現役の店舗も多く商店街としては機能している。

桐生駅周辺05
歴史的に貴重な建物が多い桐生の街も、駅周辺に小さいながら呑み屋街は存在。

桐生駅周辺06
路地裏の風景も、木造家屋に囲まれていると趣が違う。

桐生駅周辺07
こちらの店舗は、ゼリー飲料などによく用いられるピースパックが無数に並べられている。

桐生駅周辺08
また、呑み屋街の多国籍化は桐生の街でも例に漏れないようだ。

桐生駅周辺09
ビジネスホテルが集まる一角に、レトロ建築物が。
こちらは「絹撚(けんねん)記念館」。現存する洋風石造建築として県内最古とされる。

桐生駅周辺10
ここまではあくまで序章。
次回はメインストリート、本町通りで並み居る歴史的建造物が登場。

続き→
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織都桐生を代表する会館 「桐生倶楽部会館」

群馬県

絹織物の繁栄により蓄えられた富は、桐生の街に多くの文化財を生んだ。

桐生倶楽部会館01
こちらもやはり絹織物の繁栄による産物であり、明治33年に結成された桐生懇話会を発展させ、大正7年に「社団法人桐生倶楽部」を発足。その活動の中心となったのが企業家の社交場として設置された「桐生倶楽部会館」だった。

桐生倶楽部会館02
1919年(大正8年)竣工で、木造二階建、寄棟造瓦葺。
スパニッシュ・コロニアル様式を取り入れた、織都桐生を代表する建物である。

桐生倶楽部会館03
何ともラグジュアリーな香り漂う、列柱の玄関ポーチ。
桐生にある洋館の中でもスパニッシュ様式は珍しい。

桐生倶楽部会館04
桐生倶楽部の“K”がモザイクタイルで描かれている。

桐生倶楽部会館05
いかにも名士たちが集まって談話しそうな部屋。

桐生倶楽部会館06
こちら「専用室」と書かれた部屋。暖炉?部分の緑のタイルが美しい。

桐生倶楽部会館07
建物内部にいくつも飾れている、倶楽部会館の絵画。映画「小さいおうち」を思い起こさせる。
一度でいい。絵のモデルになるような家に住んでみたいものだ。

桐生倶楽部会館08
庭園へのアーチ型出入り口。ちょっと異国風の狛犬が両脇に。

桐生倶楽部会館09
階段途中の窓は洋館の見せ場の一つ。
こちらは大きなアーチ窓だ。

桐生倶楽部会館10
2階はスペースいっぱいの大広間。

戦前から戦後にかけて桐生にやってきた名士たちは、ここを訪ね、食事をし、心ゆくまで語り合ったといわれる。桐生倶楽部は桐生の企業家の意識と文化水準の向上に寄与し、現在も活動を続けている。
ちなみに、こちら有料で貸室および貸庭園もある。各部屋ごとに時間で料金設定があるので、大正ロマンファンのみなさま、モボ・モガを気取って撮影会なんぞ可能ですぞ。

織物の町のモダン駅舎 「西桐生駅」

群馬県

西桐生駅1
上毛電気鉄道上毛線の駅、「西桐生駅」。
1928年(昭和3年)に開業し、開設当時からの駅舎が残っている。

西桐生駅2
昭和初期らしい洋風建築で、特徴的な屋根はマンサード屋根と呼ばれる。
小さな丸窓や控えめな細かい装飾も可愛らしい。

西桐生駅3
木の扉や窓枠などはピンク色に塗られている。

西桐生駅4
入口上の窓。

西桐生駅5
かつての切符売り場と思しき箇所も残っている。

西桐生駅7
電車は、時刻表にかなり余白があるような路線だが、のんびりと待っていられるステキな駅だ。
(まぁそもそも都内の電車が多すぎ、人も多すぎるわけだが。)

西桐生駅6
長い待ち時間に合わせベンチも広い。そのベンチもピンクって、こりゃ外観以上に可愛いぞここ。

のんびりとした雰囲気とモダンな洋風駅舎、関東の駅百選の第2回選定対象となった。映画「人のセックスを笑うな」や映画「君に届け」のロケ地にもなっているそうだ。

アイツは横浜のジャック 「横浜市開港記念会館」

神奈川県 > 横浜市

横浜市開港記念会館01
赤煉瓦がまぶしい「横浜市開港記念会館」。“ジャックの塔”の愛称で呼ばれている。
以前にも紹介したのだが、大好きな建物なので再訪!(以前の記事はこちら

横浜市開港記念会館13
開港50周年を記念して1917年(大正6年)開館。現在も横浜市中区公会堂として利用されている。
大正期の公会堂建築のなかでも有名な建築物の一つで、我々も大好きな建物だ。

横浜市開港記念会館14
竣工当時は貴賓室やビリヤード場も備え、 政財界のサロンとしても用いられ、 また演奏会が催されるなど文化施設としての役割も担っていたというこちら。
建物内部も見学可能。すごく素敵な洋館なので、訪れた際は是非見ておきたい。

横浜市開港記念会館28

横浜市開港記念会館26
内部は華やかな意匠が随所に施されている。洋館ならではのゆとりを持った空間設計。

横浜市開港記念会館25
玄関ホールには、木の実のような球体シェードのオシャレなランプが情緒的に灯る。

横浜市開港記念会館23
このランプは建物で随所に見られ、半円の張り出しと共にラグジュアリーな雰囲気。

横浜市開港記念会館27
建物内部の見どころは、何といってもステンドグラス。モチーフが“和”なところがポイントのステンドグラスが並んだこちらはロマンティック。開港当時の交通状況が題材で、中央が「鳳凰」、右が「箱根越え」、左が「呉越同舟」と呼ばれている。

横浜市開港記念会館24
モダンでロマンチックで、どことなくロックを感じさせる「横浜市開港記念会館」。
横浜に行くと、ついつい寄りたくなるお気に入りの建物だ。

90年活躍した煉瓦水門 「甚左衛門堰」

埼玉県

甚左衛門堰1
「甚左衛門堰(じんざえもんせき)」は、1894年(明治27年)から1983年(昭和58年)まで、約90年間にわたり使用された二連アーチ型煉瓦造水門である。

甚左衛門堰2
煉瓦の積み方は段ごとに長平面と小口面が交互に積まれた「オランダ積(もしくはイギリス積)」と呼ばれる技法。
古いタイプの横黒煉瓦というものを使用しており、この種の煉瓦を使った最後期を代表する遺構。

甚左衛門堰3
ありがたいことに、水門の上を歩けるようになっている。

甚左衛門堰4
これにより、水門の細かいディテールやギミックをじっくり観察できるのである。

甚左衛門堰5
長い役割を終え錆びきった金具、木陰で苔むしている水門の姿。
グッとくるではないか。

甚左衛門堰6
デザイン的に優れているだけでなく建設当初の姿を保っていて、農業土木技術史・窯業技術史上でも貴重な建造物である。

同時期に造られた似たデザインに、松戸の「めがね橋」こと「小山樋門」がある。

そうか草加は宿場町 「草加駅周辺 後編」

埼玉県

前回に続き草加駅周辺の冒険。

草加駅周辺11
こちらは「草加宿明神庵」。地震や大火をくぐり抜けた築150年以上の町家を利用した休憩所。

草加駅周辺12
街道から1本道に入るとある「東福寺」。草加宿の祖・大川図書が創建したとされている。
こちらの山門をはじめ市の指定文化財も多い寺院。

草加駅周辺13
本堂は市内最大級で、江戸の名工による見事な彫刻欄間がある。

草加駅周辺14
鐘楼は石積みの基壇上に建ち、基壇に「文久二年七月再造立」と刻銘がある。
つまり1862年に造営されたもので、貴重な寺院建築物。

草加駅周辺15
街道に戻って進んでいくと、札場河岸公園と草加松原遊歩道の緑が見えてくる。

草加駅周辺16
公園入り口にある電話ボックスは、宿場町仕様で面白い。

草加駅周辺17
ここは舟着き場の石段を復元した公園として整備され、五角形の望楼が設置されている。

草加駅周辺18

草加駅周辺19
楼内は螺旋階段で上がっていく。

草加駅周辺20
上からの眺めは...正直何が見えるってわけでもないが、遊歩道の緑を見ながらのんびり風に当たると気持ちがいい。

ここから近い場所に、煉瓦造りの水門「甚左衛門堰」がある。

そうか草加は宿場町 「草加駅周辺 前編」

埼玉県

俳人・松尾芭蕉が「奥の細道」で「その日やうやう早加(草加)といふ宿にたどり着きけり」と詠んだ草加。日光街道で江戸から2つ目の宿場町草加宿として栄えた。
草加といえば有名なのは「草加煎餅」だが、他にも浴衣染めや皮革業者も栄えていた。

草加駅周辺01
駅前は丸井、イトーヨーカドーを核として構成する再開発ビル群である「アコス」など大型商業施設が広がっていて、本当に冒険要素があるのかと不安に駆られる。

草加駅周辺02
しかし、駅東口から商店街を抜け草加市役所の東側の通り、旧日光街道に入ると一気に江戸時代の宿場町の雰囲気を感じる街並になる。
土蔵造りの建物と石壁がある「浅古家住宅」。

草加駅周辺03
出し桁造りの軒先や装飾が目を引く「藤城家」。後方には立派な蔵が建っている。

草加駅周辺04
オンボロ店舗が並ぶなかに、控えめに鳥居が立っている。

草加駅周辺05
ここは「八幡神社」の参道のようだ。建物に挟まれ見落としてしまいそうだが、長い歴史がにじみ出ていて雰囲気は抜群である。

草加駅周辺06
社殿に獅子頭雌雄一対が奉納されているが、神社自体はごく普通の神社。
それよりも、参道から見えるこちらの「八幡荘」の方が気になる。

草加駅周辺07
このレトロな佇まいの店舗は「金山壽屋(きんざんじや)」。こりゃなんとコンビニだそうだ。

草加駅周辺08
こちらもレトロな「鈴木薬局」。“明るく楽しく健康で”などと昭和なキャッチコピーが平和を感じる。

草加駅周辺09
うんうん、平和平和...ってちょっとオイ!
冒険紀行はレディやマダムも読んでるんだから、あからさまな表現は止めてくれよ(笑)!

草加駅周辺10
この旧日光街道は、宿場町の雰囲気とその後の昭和の商店街の雰囲気が入り混じっている。

後編は街道を外れ、草加の冒険を続ける。
続き→

蠱惑の時計台・時計塔シリーズ④

シリーズ物 > 蠱惑の時計台・時計塔

全国版時計シリーズ第4弾。今回は千葉・神奈川・埼玉・茨城と関東各地の駅前もしくは駅周辺の時計。

鎌倉駅周辺02
「旧鎌倉駅時計塔」 鎌倉市小町
鎌倉駅西口広場に保存されている、前代の駅時計塔。

鎌倉駅周辺01
ちなみにこちらが現在の駅舎。時計塔も再現されている。

ケンタッキー柏店の時計
「ケンタッキー柏店の時計」 千葉県柏市

朝霞駅前の時計
「朝霞駅前の時計」 埼玉県朝霞市

松原団地西口公園の時計
「松原団地西口公園の時計」 埼玉県草加市

柏そごうの時計
「柏そごうの時計」 千葉県柏市

エスカード牛久の時計
「エスカード牛久の時計」 茨城県牛久市
何らかのからくりがある時計に見えるが、残念ながら見られず。

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