日本全国冒険紀行

日本全国津々浦々の冒険記。失われつつある追憶の風景・入りにくいけどイイ店・ワンダフルな建築物から知られざるディープスポットまで...全国の面白いものを独自の視点で紹介!!

江戸末期の染物屋 「丁子屋店舗兼住宅 後編」

茨城県

前編に続き、江戸時代末期に建てられた染物屋「丁子屋店舗兼住宅」。

丁子屋店舗兼住宅11
押入れの引き戸のような入口から、小さな階段で2階へ。

丁子屋店舗兼住宅12

丁子屋店舗兼住宅13
2階も風情を保ちつつキレイにされていて見やすい。

丁子屋店舗兼住宅14
格子模様も和モダンな装飾が施されている。

丁子屋店舗兼住宅15
こちら窓からの眺め。
だんだん和の美しさに惹かれてきているのは歳のせいだろうか。自分の家にも取り入れてみたいものだ。

丁子屋店舗兼住宅16
さて1階に戻り、コーヒーや抹茶が楽しめる喫茶スペースで一服することに。

丁子屋店舗兼住宅17
1階の石岡PRポスター。
十七屋履物店」と「久松商店」の写真が使われている。

丁子屋店舗兼住宅18
この部屋には染物屋時代の羽織ものが展示されている。

丁子屋店舗兼住宅19
木造の商家建築には夏の日差しも良く似合う。

丁子屋店舗兼住宅20
縁側で風に当たりながら冷たいものを飲んで涼をとると、自分の家で寛いでいるよう。
畳に座ってのんびり話をしていると、ここがどこだか忘れてしまう。
日本古来の建物には、人の心を和ませるような、そんな魔力があるのかもしれない。
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江戸末期の染物屋 「丁子屋店舗兼住宅 前編」

茨城県

中町通りに面して建つ、木造2階建ての商家建築。

丁子屋店舗兼住宅01
こちら「丁子屋店舗兼住宅」は、江戸時代末期に建てられた染物屋。
昭和4年の大火で焼失を免れた商家建築では唯一の建物だそうで、どうりで以降に建てられた看板建築とは趣が随分違う。

丁子屋店舗兼住宅02
現在は「まち蔵藍」という観光施設として活用。

丁子屋店舗兼住宅03
駄菓子や懐かしい玩具等、雰囲気に合った商品が並んでいて好感触。

丁子屋店舗兼住宅04
染物屋だった頃の物も展示してある。

丁子屋店舗兼住宅05
レジ(算盤)の所には、明治時代と昭和初期の手書きの台帳が。
昔の人は筆字が達筆である。

丁子屋店舗兼住宅06
また、貴重な染物屋時代のカタログも見せていただいた。

丁子屋店舗兼住宅07
こちらは模様・柄のカタログ?
おぉ~!俺、江戸小紋とか大好物だから、こういうの興奮するなぁ~!

丁子屋店舗兼住宅08
こちらの建物は内部の見学も可能。
これは是非見てみようじゃないか。

丁子屋店舗兼住宅09
日本家屋の風情を残しながら見学しやすく畳などもキレイ。

丁子屋店舗兼住宅10
喫茶スペースもあり。でもまずは2階を見学してから、と。

後編は2階を見学し、喫茶スペースで一服。
続き→

石岡看板建築のパイオニア 「十七屋履物店」

茨城県

今回我々は石岡を初めて訪れたわけだが、そのレベルの高い看板建築は期待通り。

十七屋履物店01
中でも印象に残る建物の一つが、今回紹介する「十七屋履物店」だろう。

十七屋履物店02
昭和5年に建てられた履物屋。
木造2階建てで、柱頭飾りを中心に縦長窓を左右に配している。

十七屋履物店03
昭和4年の大火後、この地区で最初に再建された看板建築だそうだ。
縦書きで「十七屋商店」とあり、その大正モダンなフォントも良い。

十七屋履物店04
全体的に洋風の建築ながら、所々に和を感じる。
昔ながらの履物の店だからね。この方がかえっていいんです。

十七屋履物店05
この部分はショーウィンドウだったそうだが、地震によりガラスが割れてしまったそう。
現在はコンクリートで埋めてある。

十七屋履物店06
ちょっと店内も覗かせてもらおう。

十七屋履物店07
古くなったショーケースはいい味が出ている。店をたたむ際は譲ってほしいという人がいるそう。
もしかしたら価値のある物かもしれないぞ~。それこそアンティークのインテリアショップ等では高値で取引されそうな代物だ。

十七屋履物店08
先ほどのショーウィンドウの裏側。
ショーウィンドウだった名残が見て取れる。

十七屋履物店09
入口の上にはステンドグラスが。

十七屋履物店10
店主のおばあちゃんも話好きで、色々話を聞かせてもらった。放っておくと一日中話してくれちゃいそうな雰囲気なので、キリのいいところで(笑)。いやでもいい店です。
石岡の看板建築の先駆け的な「十七屋履物店」。長らく頑張って欲しいものだ。

ハイレベルな看板建築コンテスト 「石岡駅周辺 Ⅳ」

茨城県

に続き、今回は看板建築以外の発見を紹介。

石岡駅周辺31
こちら1854年(安政元年)創業の造り酒屋「府中誉」。
主屋・長屋門・文庫蔵・穀蔵・仕込蔵・釜場・舂屋(つきや)の計7棟が文化財登録されている。

石岡駅周辺32
明治2年竣工の主屋や文庫蔵は、営業日なら見学できるかもしれない。
日曜のこの日は残念ながら外観のみの見学。

石岡駅周辺33
こちらは廃墟かと思いきや、しっかり営業している。

石岡駅周辺34
蔦に覆われた、と言うより埋まっているように見える。

石岡駅周辺35
傾いた看板や、血管のように這い回る蔦が、おどろおどろしいヴィジュアルを生んでいる。

石岡駅周辺36
一方こちらはいかにも場末の呑み屋と言った佇まいの「クロンボ」。

石岡駅周辺37
全国津々浦々になぜか点在するこの名の店。昔は悪気無く使っていた言葉なのだろう。
ミンストレルショーを思わせるイラストは、現代では店名も含め差別的象徴として捉えられてしまうだろう。

石岡駅周辺38
こちらは香丸通りにある2階建ての商家建築。
何の店かは不明だが、このくらいの建物はざらにある。

石岡駅周辺39
路地裏に入ると、怪しげな視線を感じる箇所が。

石岡駅周辺40
「岡野眼科」の看板だ。
涙を流しながらこちらを見つめる鋭い眼光。
つげ義春の「ねじ式」を思い起こさせる。

他にもレトロな魅力に溢れる石岡の街並だが、そろそろ「石岡駅周辺」はまとめに入らないと。
看板建築の大きな楽しみの一つが、建物それぞれの装飾のデザインやアイデアにある。たくさんの店舗が並んでいる中で、いかに自分の店を飾り立て目立たせるか。庶民の暮らしがそれほど豊かでなかった時代に、いかにアイデアでモダンに見せるか。そこに大きな魅力がある。

そう考えると、やはり看板建築はアイデアのコンテストのように並んでいる事に意味があり、他にたくさん凄い建物があるほど切磋琢磨でハイレベルな建物が誕生していったのである。だから石岡の町並みは大きな価値があると思うのだ。

ハイレベルな看板建築コンテスト 「石岡駅周辺 Ⅲ」

茨城県

に続き、石岡駅周辺の紹介。今回は看板建築と、その他発見したものを紹介。

石岡駅周辺21
メイン通りといえる中町通りを外れても、レトロな町並みはそこかしこにある。

石岡駅周辺22
こちらも凝った装飾が目を引く「平松理容店」。
昭和3年に建てられたもので、登録文化財に指定されている。

石岡駅周辺23
洋風の細かな装飾は、建てた当時かなりモダンだったに違いない。

石岡駅周辺24
文化財に指定されてはいない建物も、装飾されたレトロな建物は点在。
こちらは元店舗かな?

石岡駅周辺25
おっと、またしても大物のオーラが。
こちらは昭和5年頃に建てられた「喫茶店四季」。屋根には煙突風の突起を付けるなど珍しいデザイン。

石岡駅周辺26
こちらもコリント様式風の柱頭飾りが目を引く。

石岡駅周辺27
“こちらで食事でも”と入ってみたが、「食事は無いんですけど」と言われてしまった。
高齢者の常連ばかりの雰囲気だったので、食事してたらそれはそれで気まずかった...。結果オーライである。

石岡駅周辺28
路地裏には廃墟と思しき建物も点在していた。
こちらの建物は蔦に覆われヴィジュアル的に凄い。

石岡駅周辺29
2階部分はがらんどうになっていて、朽ちた土壁に不気味さが漂っている。

石岡駅周辺30
人がいなくなり、ただ解体を待つような寂しい姿。
からんだ蔦は、優しく「自然にかえろう」と言っているのか。はたまた無情に役割が終えた事を知らせているのだろうか。

石岡駅周辺、次回は看板建築以外の発見を紹介。
続き→

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