日本全国冒険紀行

日本全国津々浦々の冒険記。失われつつある追憶の風景・入りにくいけどイイ店・ワンダフルな建築物から知られざるディープスポットまで...全国の面白いものを独自の視点で紹介!!

日本全国ローカル鉄道 「わたらせ渓谷鐵道」

群馬県

日本全国版ならではの新企画「日本全国ローカル鉄道」シリーズ、スタート!
全国津々浦々の風情あるローカル線を、鉄道ファンのみならず旅好きレトロ好きの心にも響かせるべく簡単に旅情を味わってもらおうという企画である。知識・ウンチクなどはさほど無いので、鉄道素人ならではのヴィジュアルや雰囲気でグッとくるような記事を目指しまっせ。
それでは、乗車せよ!鉄チャーーーヌ!

わたらせ渓谷鐵道1
今回は栃木県の特定地方交通線の足尾線を引き継いだ「わたらせ渓谷鐵道」。略称として「わてつ」、「わ鐵」。
また、わたらせ渓谷鐵道には「トロッコわっしー号」というのもあるのだが、そちらはまた別の機会に。今回は通常のローカル線の紹介。

わたらせ渓谷鐵道2
ココア色(あかがね色)の車体は何とも旅情を感じさせる。1両で走るのも可愛らしさを助長する。

わたらせ渓谷鐵道3
前後に路線バスを思わせる出入り口。

わたらせ渓谷鐵道9
車内はクロスシート(横座席)とロングシート(縦座席)を組み合わせたセミクロスシート。
照明は中央のみ。トンネルに入るとかなり暗くなる。

わたらせ渓谷鐵道5
ワンマン運転で、半室タイプの運転席が前後に付いている。

わたらせ渓谷鐵道6
そのため進行方向ではない後ろ側の窓は、かぶり付きで遠ざかる景色を見ることが出来る。

わたらせ渓谷鐵道7
電車が山間に差し掛かる頃、わたらせ渓谷鐵道の車窓を流れる景色は最高潮になる。
桜の季節、紅葉の季節など、四季折々の楽しみがある。

山間の景色を楽しむには、トロッコわっしー号がオススメ。
機会があれば是非紹介したい。
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レトロ建築探訪・桐生編

群馬県

今回は「桐生駅周辺」で紹介しきれなかったレトロ建築物を紹介。

レトロ建築探訪桐生01
まずは駅近くのこちら。銅版とは味の出方・錆び具合がまるで違う。ブリキかな?
右の店舗はタバコ屋だった形跡がある。中央から左右で微妙に色が違っているので、別店舗だったと思われる。

レトロ建築探訪桐生02
こちらは国の有形文化財にもなっている「桐生市立西公民館本館」。

レトロ建築探訪桐生03
現在は公民館だが、元は1932年(昭和7年)に市役所に隣接した水道事務所として建てられた。

レトロ建築探訪桐生04
アールデコ様式を基調とした建物は、階段や会議室のレトロな雰囲気もステキ。

レトロ建築探訪桐生05
西公民館の近くには、昭和10年竣工の「旧松岡商店事務所」がある。

レトロ建築探訪桐生06
木造平屋建で、外壁は正面、北面とも煉瓦色のタイル貼り。丸窓などの装飾も見られる。

レトロ建築探訪桐生07
側面から。左側は「旧松岡商店蔵」、右が住宅母屋。
事務所と住宅の間に蔵を置き、木造2階建の和風建築が風情ある佇まい。2棟とも昭和10年築。

レトロ建築探訪桐生08
こちらは本町通り沿いの「無鄰館(旧北川織物工場)」。
大正5年頃の建物で、右の白い建物は事務所だったよう。

レトロ建築探訪桐生09
その奥の木造鋸屋根が工場。

レトロ建築探訪桐生10
実はもっと紹介したい建物があるが、あまりに多くなってしまうのでこの辺で。
レトロ建築物の好きな人には発掘し甲斐がある街なので、宝探しのつもりで出かけてみてはいかが?

美しき哉、エメラルドの学び舎 「群馬大学工学部同窓記念会館 後編」

群馬県

群馬大学工学部同窓記念会館02
前編に続き、美しきエメラルドの学び舎「群馬大学工学部同窓記念会館」。

群馬大学工学部同窓記念会館11
講堂を正面から。整然と並んだ椅子が演壇を向いている。

群馬大学工学部同窓記念会館12
それほど高くない演壇は、往時の机とワインレッドの垂れ幕で飾られエレガント。

群馬大学工学部同窓記念会館13
講堂中央のシャンデリアを真下から。ここから見るとロマンティックでキュート。

群馬大学工学部同窓記念会館14
全ての席を見渡せる壇上に立ってみる。
そして、かつてチャップリンが演じたヒットラーさながらの大演説を妄想してみる。

群馬大学工学部同窓記念会館15
降り注ぐ大衆の熱い視線、一瞬の静寂、そして満場の喝采、喝采、喝采。万感胸に迫る。
...妄想が過ぎたようで。

群馬大学工学部同窓記念会館16
小さなチューリップにも似たランプを発見。大正ロマンを感じる。

群馬大学工学部同窓記念会館17
ここで嬉しいサプライズ!
職員の方の好意で、講堂のライトを点灯してもらったのである。

群馬大学工学部同窓記念会館18
やわらかい光が空間を照らし、沢山のまんまる星が浮かんだ。
その灯りは情緒的で心の琴線をくすぐる。

群馬大学工学部同窓記念会館19
もっとゆっくり居たい気持ちをぐっと堪え、去りがたきロマンティックなエメラルドの学び舎を後にした。

群馬大学工学部同窓記念会館20
最後に、大学正門の所に群馬大学工学部守衛所(旧桐生高等染織学校門衛所)があり、こちらも本館と同系列の造りで意匠などに共通性が見られる。本館のミニチュアみたいでキュート。
やはり大正5年に建てられたもので、国登録有形文化財に指定されている。

こちらの美しさはつとに有名で、前編でも述べたNHK朝ドラ「花子とアン」の他にも、ドラマやファッション誌等に多く登場し、レトロでロマンティックな輝きを放っている。

美しき哉、エメラルドの学び舎 「群馬大学工学部同窓記念会館 前編」

群馬県

群馬大学工学部同窓記念会館01
桐生駅から重伝建エリアを抜けた先には、群馬大学工学部がある。

群馬大学工学部同窓記念会館02
その敷地内、1916年(大正5年)に建設された「群馬大学工学部同窓記念会館」がある。
「群馬大学工学部」の前身である「官立桐生高等染織学校」の本館および講堂として建てられ、講堂・学部長室など一部が移築・保存されている。

群馬大学工学部同窓記念会館03
門は旧桐生高等染織学校時代の正門だそうだ。煉瓦造の門柱上部四面にゴシック風柱頭飾りを付け、頭部に門灯を掲げている。同じく大正5年築。

群馬大学工学部同窓記念会館04
木造二階建・瓦葺の建物で、外観は上品なエメラルドグリーン。
建物は期待通り、細かな装飾が随所に見られる。

群馬大学工学部同窓記念会館05
とんがりアーチの入り口は気品がある。

群馬大学工学部同窓記念会館06
入口を入ると、受付と階段、そして講堂入口。

群馬大学工学部同窓記念会館07

群馬大学工学部同窓記念会館08
講堂内は西欧・中世の教会堂に用いられたゴシックスタイル様式が基調。

群馬大学工学部同窓記念会館09
階段は左右対称に2つあり、2階席と学部長室など各部屋へ行ける。
NHK朝ドラ「花子とアン」でもこの階段が登場し、美しいシーンの演出に一役買っている。

群馬大学工学部同窓記念会館10
2階席から。往時の机や椅子が残り、味わい深い。

1回で完結させるのがもったいないので、後編へ。
後編はその美しさを味わい尽くす!
続き→

並み居る産業遺産の圧倒 「桐生駅周辺 Ⅲ」

群馬県

前回に引き続き、桐生の本町通を北上。

桐生駅周辺20
本町3丁目交差点あたりを過ぎると、そこかしこに蔵造りの商家が現れ始める。
重伝建(桐生新町・重要伝統的建造物群保存地区)エリアと呼ばれている。
大正期~昭和初期に最盛期を迎えた桐生の織物業。当時の街並は買継商や糸商、呉服商など、織物業の店舗が並んでいた。

桐生駅周辺21
右手にある「有鄰館」は矢野商店によって醸造業が営まれていた11棟の倉庫群。

桐生駅周辺22

桐生駅周辺23
煉瓦蔵・塩蔵・味噌醤油蔵・酒蔵・穀蔵の5棟が桐生市指定重要文化財となっている。
現在は多目的催事会場として、講演会・展覧会等に利用されている。

桐生駅周辺24
有鄰館の向かいは民家かな?店舗としては利用されていなさそう。

桐生駅周辺25
路地裏にも惹かれる店や看板が見える。しかし重伝建エリアを一つも見逃したくないので本町通りから外れずに歩く。

桐生駅周辺26
あちらは特に商店建築ではなく、民家のようだ。「まんが日本昔ばなし」の音楽が聞こえてきそうな強烈なヴィジュアル。

桐生駅周辺27
こちらは元店舗か。自然に飲まれつつある。

桐生駅周辺28
もうちょっと後の時代らしい、モダンな洋風建築が現れた。
大正3年に建てられた「森合資会社事務所」。外壁に白磁タイル、屋根は銅板葺。

桐生駅周辺29
手前の八百屋は現役なのか微妙、しかし奥の文房具屋は現役だ。

桐生駅周辺30
最後は、嬉しい現役銭湯の「一の湯」。
当初は織物工場で働く従業員のための浴場として開業。近隣住民にも人気の風情豊かな銭湯だ。

今回紹介しきれなかった桐生駅周辺のレトロ建築物は、「レトロ建築探訪・桐生編」にて紹介予定!

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