日本全国冒険紀行

日本全国津々浦々の冒険記。失われつつある追憶の風景・入りにくいけどイイ店・ワンダフルな建築物から知られざるディープスポットまで...全国の面白いものを独自の視点で紹介!!

グッと抑えた辰野式建築 「福岡市赤煉瓦文化館」

福岡県

昭和通り、西中島橋のたもとに位置する辰野金吾作品。

福岡市赤煉瓦文化館01
東京駅舎などで知られる辰野センセイの作品は、福岡に幾つも残っている。
1909年(明治42年)に旧日本生命保険株式会社九州支店として竣工。

福岡市赤煉瓦文化館02
外観は赤レンガの外壁と、お馴染みの白い花崗岩の帯の“辰野式建築”。
ドームに銅板葺きの屋根など、辰野が留学した19世紀末の英国で流行したクイーンアン様式の影響といわれている。

福岡市赤煉瓦文化館03
辰野金吾作品としては小ぢんまりした建物だが、装飾は映えてますな。
早速内部へ。

福岡市赤煉瓦文化館04
かつての生命保険会社の頃の名残を感じる窓口。
現在は総合図書館を母体とする「福岡市文学館」が開設さて、窓口もそのまま再利用しているようだ。

福岡市赤煉瓦文化館05
こちらは暖炉。
建物自体のデザインと統一性があり、非常にオシャレ。

福岡市赤煉瓦文化館06
内部は照明器具など装飾にアールヌーボー調。
注目はこの階段。こちらも装飾等にアールヌーボーの影響が見られるが、生命保険会社の社屋だけに、華美さは抑えられている。

福岡市赤煉瓦文化館07
鉄製階段と、写真ではちょっと分かりにくいがリベット(ねじ)むき出しのデザイン。
華やかさをグッと抑えたデザインが、逆に新鮮だ。

福岡市赤煉瓦文化館08
ドームの塔屋へ上る螺旋階段。
残念ながら見学は出来ない。

福岡市赤煉瓦文化館09
2階のこれらの部屋は、申し込めば普通に会議室として利用できる。

福岡市赤煉瓦文化館10
凝縮された辰野式建築の外観と、グッと抑えた社屋向き装飾。
懐深い巨匠建築家の、新たなカッコよさを感じた。
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天神昭和の銀行建築 「日本銀行福岡支店」

福岡県

天神の昭和通り沿いにあるレトロモダン建築。
日本銀行福岡支店1
ファサードに列柱装飾の古典的フォルム、見るからに銀行建築といった感じの装飾。

日本銀行福岡支店2
こちらは「日本銀行福岡支店」。1951年(昭和26年)の建築。
全国の日銀32支店中で、現在も営業している本館の建物としては最古だそう。

日本銀行福岡支店3
当時物と思しき街灯。
青銅カラーのクラシカルなデザイン。

日本銀行福岡支店4
裏側から。

日本銀行福岡支店5
実はこちら、老朽化のため同一敷地内で建て替えると発表されている。
「旧福岡県公会堂貴賓館」の職員さんから、レトロ建築がお好きならと教えてもらった。
この建物も間もなく見られなくなってしまうのか。

蠱惑の時計台・時計塔シリーズ⑩

シリーズ物 > 蠱惑の時計台・時計塔

蠱惑の時計シリーズ第10弾は、福岡博多で見つけた時計。
とんこつのこってりした香り漂う街で、オシャレな時計に出会った。

博多駅周辺01
「博多駅の大時計」
まずは博多駅。

博多駅の大時計
複合商業施設である新駅ビル「JR博多シティ」が2011年に開業したので、大時計もその頃の物か。

博多駅の時計
「博多駅の時計」
これはディズニーランドなんかにも置いてありそうなオシャレな時計。

博多スターバックスの時計
「博多スターバックスの時計」
正確にはスタバのではないのかも知れないが、スタバが入居するビルにアーティスティックな時計。

スプーンのエメラルド時計1
「スプーンのエメラルド時計」
「中州大洋映画劇場」の斜向かいあたり。
スプーンビルの入り口の時計。

スプーンのエメラルド時計2
エメラルドの時計の周りに、グルリとベルが囲っている。
これは定時にメロディーを奏でてくれそう。

西鉄福岡駅の大時計2
「西鉄福岡駅の大時計」
今度は西鉄福岡駅の駅ビルにある大時計。

西鉄福岡駅の大時計1
正面から。こちらは太陽デザインで、カラーリングは博多駅のと似ている。

新天町のからくり時計1
「新天町のからくり時計」
博多時計の最後は、「新天町」という商業施設にあるからくり時計。

新天町のからくり時計2
メルヘンの香り漂う、カラーもデザインもキュートなシチズン製。

新天町のからくり時計3
こちらは運よく楽しいからくりも見ることが出来た。
かわいいタッチのピエロが踊り、楽しい音楽が買い物客を和ませていた。

川のほとりのメヌエット 「旧福岡県公会堂貴賓館」

福岡県

今回から博多で発見したレトロモダン建築を紹介。
旧福岡県公会堂貴賓館01
まずは天神中央公園の中にある「旧福岡県公会堂貴賓館」。

旧福岡県公会堂貴賓館02
設計は福岡県の土木技師三條栄三郎によるものであり、フレンチ・ルネッサンス様式のデザインが取り入れられている。
戦前は閑院宮夫妻の宿泊施設、陸軍特別大演習の本営。戦中には福岡連隊区司令部にもなった。
ご覧の通り、この日は一部が補修中。

旧福岡県公会堂貴賓館03
戦後は福岡高等裁判所、福岡県立水産高等学校、福岡県教育庁舎として様々な施設に転用された。
明治時代の希少なフレンチ・ルネッサンス様式の木造建築物として貴重。

旧福岡県公会堂貴賓館04
1910年(明治43年)竣工。
元々は第13回九州沖縄八県連合共進会の開催に伴い、来賓接待所のために建設された建物である。

旧福岡県公会堂貴賓館05
こちら食堂。天井中央部には旧県庁舎県議会議事堂を照らしていたシャンデリャを吊るしてある。
貴資館に厨房は無く、隣接して設けられた西洋料理店から飲食料理を取り寄せていたそうだ。

旧福岡県公会堂貴賓館06
オリジナリティ溢れる壁紙。

旧福岡県公会堂貴賓館07
2階にも美しい部屋や空間がある。

旧福岡県公会堂貴賓館08
談話室。
閑院宮ご夫妻がご訪問の際には寝室として使用されていたそう。

旧福岡県公会堂貴賓館09
そして貴資館の中でもモダンの粋といった雰囲気を持った部屋、貴賓室。
外から見えた塔屋もこの部屋に位置している。

旧福岡県公会堂貴賓館10
当初は福岡県庁舎の東公園への新築移転に伴い、この貴賓館も取り壊しが決定したそうだが、市民で結成された「旧教育庁舎現地保存期成会」が街頭署名やシンポジウムを開いて保存を訴えたことなどから、昭和58年春、集会所を除く貴賓館だけを現地に保存することが決定したという。
1階の食堂ではコーヒーやケーキも頂けるので、散策の一休みに優雅な時間を過ごせる。

南南東に進路を取れ 「雑餉隈駅周辺」

福岡県

博多駅から味わいあるスポットを冒険しつつ一時間ほど、たどり着いたのは「西鉄薬院駅」。
せっかくなので西鉄大牟田線に乗って観光客が訪れなそうな駅をチョイスして行ってみようかな。
そう思って路線図を見ると、難読漢字の駅名が目に留まった。
よし、この駅にしよう!

雑餉隈駅周辺01
というわけで、やって来たのは「雑餉隈駅」。“雑餉隈”で“ざっしょのくま”と読む。
こりゃ読みにくい。

雑餉隈駅周辺02
乗ってきた西鉄大牟田線の車両も、独特なカラーリング。

雑餉隈駅周辺03
当駅のメインストリートがこちらの「銀天町商店街」。約200mほとのアーケード付商店街である。
少し前までアーケード入口の看板はもっとオンボロで、しかし味わいあるものだった。
キレイになってはいるが、これじゃ味気ないなぁ。

雑餉隈駅周辺04
このテの商店街はシャッター通りになっていることも多いが、こちらはしっかりと機能しているよう。
かつては軍関係の施設が多く、炭鉱も近かったことで、たいへんな賑わいを見せていたそうだ。

雑餉隈駅周辺05
古い店舗も残っていて、なかなか見所がある。

雑餉隈駅周辺06

雑餉隈駅周辺07
駅周辺の街並みも、下町っぽくて数十年変わらない風景のようだ。

雑餉隈駅周辺08
また、この雑餉隈のディープな部分は、銀天町商店街からの脇道。
多くの風俗店が軒を連ね、「雑餉隈ヘルス街」と呼ばれていた怪しいエリアがあったのだ。

雑餉隈駅周辺09

雑餉隈駅周辺10
しかし近年苦情が相次いでいた事もあり、警察によってほぼ摘発・一掃されたそうだ。
路地裏にはかつての怪しげな風情の残り香を感じる。

“雑餉隈”という字を見て勝手に想像したのは、闇市っぽい市場通り。怪しげな風俗街。
それでいうと「雑餉隈ヘルス街」の話は、当たらずとも遠からずか。
風俗街だった頃は、もっと怪しげで濃密な雰囲気が広がっていたに違いない。
ちなみに後日調べてみると、こちらは武田鉄矢の出身地で、現在も氏の実家「武田たばこ店」があるそうだ。

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